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葬儀に参列するマナー 会社代表・代理で出るときの服装・受付・記帳

取引先の通夜・告別式に、上司の代理や会社の代表として出る社員向けに、社内で決めること、仕事帰りの平服の整え方と喪服、持ち物、受付での名乗り方、芳名帳の書き方、名刺の扱い、会場での挨拶と帰社後の報告を順にまとめました。

公開 約10分ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆チェック済み
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葬儀に参列するマナー 会社代表・代理で出るときの服装・受付・記帳

この記事でわかること

  • 訃報を受けたら、誰が行くか・通夜か告別式か・会社名義かを決め、日時・喪主・宗教・辞退の有無を先に確かめます。
  • 受付では短くお悔やみを述べ、代理なら「代表の〇〇の代理で参りました」と伝えます。芳名帳は会社名・代表者名の下に「代」と添えるのが一般的です。
  • 服装や作法は一般的な習わしで、地域・宗教・遺族と葬儀社の案内が優先です。迷ったら受付や葬儀社に聞いて、案内に従えば足ります。
対象総務営業事務実務

取引先の会長が亡くなり、社長の代理で通夜に出ることになった。そう言われて、何を着て、受付で何と言い、芳名帳に誰の名前を書くのか戸惑う人は多いはずです。この記事では、会社を代表して通夜・告別式に出る社員が、社内で決めること、服装、受付と記帳、名刺の扱い、会場での振る舞い、帰社後の報告を順に確かめられるようにまとめます。

葬儀の作法は法律で決まったものではなく、習わしです。この記事は「一般的には」の形で書きます。地域・宗教・宗派や、遺族と葬儀社の案内が優先です。香典の金額や表書きは香典の相場 会社名義で出すときの金額の決め方と表書き・渡し方にまとめています。

図解。上段は6段階の流れ: 訃報を受ける、社内で決める(誰が行くか・通夜か告別式か・会社名義か・勤務の扱い)、先方の案内を確かめる、用意する、受付・記帳・焼香、帰社後に報告する。中段は社内で決める4つ、参列を控えるとき(家族葬・参列辞退・香典供花弔電の辞退)、帰社後に渡すもの(会葬礼状は総務、出金の記録は経理)。下段は先方に確かめる日時と会場・喪主と宗教・辞退の有無。
通夜・告別式に会社を代表して出る流れ 訃報から帰社後の報告まで作成: 編集部 / もとの資料: 一般的な慣習・日本郵便・NTT東日本

訃報を受けたら社内で決める4つのこと

訃報は、取引先の担当者や自社の社員から、電話やメールで届きます。最初にすることは、出席の準備ではなく、社内で次の4つを決めて、決めた人の名前を残すことです。

決めること 判断の目安 決める人の例
誰が行くか 亡くなった方と会社の関係の深さ。代表者本人が行けるか。先方の担当者との付き合い 総務の責任者、担当部門の長
通夜か告別式か 先方の案内に合わせる。都合がつく方に一度だけ出る会社が多い 上長
会社名義か個人名義か 会社として出るなら、会社名と代表者名で香典と記帳をそろえる 総務・経理
勤務の扱い 就業時間内に出る場合の外出・出張の扱い、直行直帰、費用の精算 総務・人事

あわせて、先方に失礼にならない範囲で次のことを確かめます。

  • 日時と会場、受付の時間
  • 喪主(葬儀を主催する人)の名前と、亡くなった方との続柄
  • 宗教と形式(仏式・神式・キリスト教式・無宗教など)
  • 香典・供花・弔電を辞退していないか
  • 家族葬かどうか、参列を控えてほしいという案内がないか

遺族が「家族葬で行います」「参列はご遠慮ください」と案内しているときは、参列を控えます。会社として弔意を伝えたいときは、弔電や後日の連絡でよいかを、先方の担当の方を通して確かめます。弔電は弔電の文例 会社名義で送るときの宛名・敬称・差出人と申し込み方、供花は供花の手配 会社名義で送るときの名札・費用・葬儀社への頼み方にまとめました。

服装 通夜は仕事帰りの平服、告別式は喪服

服装は、通夜と告別式で考え方が分かれるとされてきました。通夜は急な知らせで駆けつけるものなので、地味な色の服装で足りる。告別式は喪服(黒の礼服)を着る、という考え方です。近年は通夜でも喪服で行く人が増えているので、どちらでも失礼にならないのは喪服です。ただし、遺族が「平服でお越しください」と案内しているときは、案内に合わせます。

通夜に仕事帰りで行くとき

仕事帰りの平服は、「喪服ではないが、弔意を示す形に整えた服装」を目指します。

  • スーツは黒・濃紺・濃いグレーの無地に近いもの。明るい色や派手な柄は避ける
  • 男性はネクタイを黒の無地に替える。会社のロッカーに予備を置いておくと、急な訃報でも困らない
  • 女性は黒・濃紺・グレーの地味な服にして、露出の多いものや光る素材は避ける
  • 靴は黒の革靴かパンプスで、飾りのないもの。派手なバッグは、黒の布のバッグか、会場の前で黒い袋に入れ替える
  • 時計やアクセサリー、ネイルの飾りは外す。結婚指輪は付けたままで構わないという考え方が一般的

告別式の喪服

項目 男性 女性
服 黒のスーツ(ブラックスーツ)。ダブルでもシングルでもよい 黒のワンピースかアンサンブル、スーツ。袖や丈で肌を出しすぎない
シャツ・インナー 白の無地のシャツ 黒か白の無地のインナー
ネクタイ・小物 黒の無地のネクタイ、黒のベルト。タイピンは付けない 結婚指輪以外は控えめに。真珠の一連のネックレスは付けてよいとされる
靴・靴下・ストッキング 黒の革靴(飾りなし)、黒の靴下 黒のパンプス(飾りなし)、黒のストッキング
髪・化粧 整える 髪はまとめる。薄い化粧にする
バッグ 黒の小さめのバッグ。会場にはカバンを持ち込みすぎない 黒の布製のバッグ。光る金具や革の質感が目立つものは避ける習わし

革や毛皮は殺生を連想させるため避ける、という習わしがあります。ただし、ふだんの革靴やバッグを全部避けることはなく、飾りや光沢が目立たないものを選ぶのが一般的です。

コート・数珠・カバン

  • コートは黒や濃紺など暗い色にして、会場に入る前に脱ぐ。受付や会場内ではコートを手に持たない
  • 数珠は、仏式で使う道具です。宗派で形が違うので、自分の宗派のものがあれば持参し、なければ持たなくても構わない。神式とキリスト教式では使わない
  • カバンは黒い無地で、荷物はなるべく小さくまとめる。香典、袱紗(金封を包む布)、名刺入れ、ハンカチ、数珠が入れば足りる
図解。通夜(仕事帰り)の服装、告別式(喪服)の男女の服装、持ち物、受付の流れ4つ、代理のときの言葉「代表の〇〇の代理で参りました」、芳名帳の書き方(代表として・代理は下に代・決まった形はない)をまとめた早見表。
服装と持ち物・受付と記帳の早見表作成: 編集部 / もとの資料: 一般的な慣習・NTT東日本

持ち物チェックリスト

出る前に、次のものがそろっているかを確かめます。香典の袋や袱紗の包み方は、香典の記事に任せます。

受付で名乗る言葉と、代理のときの言い方

受付は、遺族に代わって参列者を迎える人が担当します。到着したら、コートやマフラーを外し、スマホをマナーモードにしてから受付に向かいます。

受付の流れは、次の順番が一般的です。

  1. 一礼して、受付の人にお悔やみを述べる
  2. 会社名と自分の名前を名乗る(代理のときは、誰の代理かも伝える)
  3. 袱紗から香典を出し、表書きが相手から読める向きにして両手で渡す
  4. 芳名帳(または芳名カード)に記帳する
  5. 一礼して会場に進む

受付では、長く話さないことが大切です。お悔やみは「ご愁傷さまです」「お悔やみ申し上げます」のように短く言い、受付の人に仕事の話を向けません。代理のとき、代表者の名前を言うのは、受付の人があとで誰からのものか遺族に伝えやすくするためです。

芳名帳・芳名カードの書き方

芳名帳(参列者の名前を書く帳面)や芳名カードは、遺族が参列者を把握し、お返しの手配や礼状の宛名に使います。住所と名前を、読めるように丁寧に書きます。

場面 書き方の例(一般的な例)
会社の代表として出る 住所に会社の所在地、名前欄に「株式会社〇〇 代表取締役 山田太郎」
代理で出る 名前欄に「株式会社〇〇 山田太郎」と代表者の名前を書き、その下に小さく「代」と添える。住所は会社の所在地
自分の名前も伝えたい 代表者名と「代」の横に「佐藤花子」のように自分の名前を小さく添える
複数人で出る 代表者の名前の横に「ほか一名」と書く、または別に自分の名前を書くなど、会場の案内に従う
芳名カードのとき 1人1枚ずつ、会社名・住所・名前を書く。代理のときは同じ形で「代」と添える

決まった形はありません。会場によっては、会社名だけを書く用紙や、「代理」という欄があります。迷ったら受付で「代理で来ました」と伝えて、書き方を聞くのが確実です。

香典の記事のよくある質問にある「代理の記帳」と同じ形です。会社として出る場合の香典袋の表書きと、芳名帳の名義がそろうようにしてください。

名刺の扱い 代表者の名刺と自分の名刺

受付で名刺を出すかは、会場や遺族の考え方で違います。名刺を求められる会場もあれば、出さなくてよい会場もあります。出すなら次の形が一般的です。

  • 代理のときは、預かった代表者の名刺に、自分の名刺を添えて出す
  • 代表者の名刺の左下に小さく「代」や「代理」と書き添え、自分の名前を書く習わしもあるが、決まった形はなく、書かなくても構わない
  • 名刺の角を折る習わしもあるが、地域差があり、今は行わない人が多い
  • 香典と一緒に渡すか、受付に置いてある名刺入れ(盆)に入れる。受付の人の案内に従う

会場での振る舞い

焼香・玉串奉奠・献花の流れ

宗教によって作法が違います。ここでは概略だけを書きます。順番に迷ったら、前の人の動きを見て、案内の人の指示に従えば十分です。

形式 一般的な流れの概略
仏式の焼香 遺族と僧侶に一礼する。焼香台の前で遺影に一礼し、香をつまんで香炉にくべる。回数や、香を額の高さにいただくかどうかは宗派で違う。合掌して一礼し、席に戻る
神式の玉串奉奠 玉串(榊の枝)を受け取り、祭壇に捧げる。二礼二拍手(音を立てない)一礼とされる。拍手の音を立てないのは葬儀の習わし
キリスト教式の献花 花を受け取り、祭壇に捧げて黙祷する。花を捧げるときの向きを案内される会場もある

遺族の前を通るとき、焼香の順番は、式場の案内に従います。会社の代表と代理が一緒のときは、代表者を先にして、あとから続くのが一般的です。

遺族への挨拶

遺族に会ったときは、短く、小さな声で挨拶します。

忌み言葉・重ね言葉と、避ける話題

弔事では、不幸が重なることを連想させる言葉を避ける習わしがあります。

避ける言葉 言い換えの例
重ね言葉(重ね重ね・たびたび・くれぐれも・ますます・また) 「このたびは」「ほんとうに」など
直接の表現(死ぬ・死亡・生きていたころ) ご逝去、お亡くなりになる、生前
不幸が続くことを連想する言葉(続く・再び・追って) 使わず、短くまとめる
励ましの言葉(頑張って・元気を出して) 「どうぞご無理をなさらないでください」

宗教によって、使わない方がよい言葉もあります。たとえば「ご冥福をお祈りします」は仏式の言葉で、神式やキリスト教式では使わないとされます。分からないときは、「お悔やみ申し上げます」が、どの形式でも使える言葉です。

会場で避けること。

  • 仕事の話、案件の話、営業の話をしない
  • 遺族の前で、取引先との打ち合わせや連絡をしない
  • 写真や動画を撮らない。受付の芳名帳もスマホで撮らない
  • 大きな声で話さない、笑わない
  • 受付以外の場所で、名刺を配らない

通夜ぶるまいと退出のタイミング

通夜のあとに、遺族が参列者に食事を振る舞う「通夜ぶるまい」があります。勧められたときは、遠慮しすぎず、一口でもいただくのが一般的です。故人をしのぶ席なので、長居はせず、お酒も控えめにします。食事の席でも、仕事の話はしません。

帰るときは、遺族が忙しそうなら無理に声をかけず、一礼して退出して構いません。告別式のあと、出棺を見送るかどうかは、会場の案内や、先方との関係で決めます。

帰社後の報告と、書類の渡し方

参列したら、できるだけ早く上長に報告し、受け取ったものを総務か経理に渡します。

渡すものと記録することは、次のとおりです。

項目 渡す先 内容
会葬礼状・返礼品 総務 会葬御礼のカードと品物。香典の経理の記録に添える
出金の記録 経理 支払日・相手・続柄・名義・金額・決裁者(香典の記事のとおり)
参列の記録 総務 日時・会場・喪主・誰が行ったか・香典の有無。次回の基準に使う
上長への報告 上長 当日の様子、名乗った形、芳名帳の書き方

香典は、取引先など社外の人に出すものは交際費等、社員とその親族に一定の基準で出すものは福利厚生費、という扱いが国税庁の通達と案内で示されています(2026年10月時点)。経理の処理の詳細は、香典の記事に任せます。会社の慶弔の決まり全体は会社の慶弔対応 社員の結婚・出産・弔事の規程の作り方と手配の流れで扱っています。

後日、香典返しが会社宛てに届くことがあります。届いたら、誰が受け取ったかを総務が記録し、お礼の連絡が必要かを上長に確かめます。

今日からできること

  1. 弔事の連絡のひな形(確かめる項目・社内に回す文)を1枚にまとめる
  2. 会社に「弔事セット」(黒ネクタイ・黒の靴下・黒のハンカチ・数珠)を置く
  3. 代理で参列する社員への依頼文と、受付で言う言葉を手順書に貼る
  4. 芳名帳の書き方(会社名・代表者名・「代」)を、香典の表書きとそろえて手順書に書く
  5. 参列の記録(日時・会場・誰が行ったか)を残す様式を決める
  6. 家族葬と参列辞退のときは参列を控えることを、規程に書く

よくある質問

Q通夜と告別式のどちらに行けばよいですか。

A決まりはなく、遺族の案内に従います。仕事の関係では、仕事帰りに寄りやすい通夜に出る人が多い一方、告別式に出る会社もあります。香典は一般的にどちらかで一度だけ渡します。社内では、先に行く日を決めておくと重複を避けられます。

Q仕事帰りで喪服がありません。そのまま行っても失礼ですか。

A通夜は急な知らせで駆けつけるものなので、地味な色のスーツで足りるとされてきました。黒のネクタイや靴、アクセサリーを外すなどで整えれば十分です。近年は通夜でも喪服の人が増えているので、可能なら会社に黒いネクタイを置いておくと安心です。

Q代理で行くとき、芳名帳には誰の名前を書きますか。

A一般的には、会社名と代表者の名前を書き、その下に小さく「代」と添えます。自分の名前を横に添える形もあり、決まった形はありません。香典の記事の案内とも同じです。迷ったら受付で代理で来たことを伝えて、案内に従います。

Q家族葬で、参列を控えてほしいと言われました。どうしますか。

A参列は控え、遺族の意向に従います。弔電や供花、香典を送ってよいかは、遺族か取引先の担当の方を通して確かめます。送るときも、辞退されていないことを確かめてからにします。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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