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のしの書き方 表書き一覧と水引の種類・名入れ・内のしと外のしの使い分け

贈答品を手配する総務・庶務の方向けに、のし・水引・掛け紙の違い、蝶結び・結び切り・あわじ結びの使い分け、御礼・御祝・寿・内祝・御見舞・志など用途別の表書きの一覧、会社名や連名・部署一同の名入れ、内のしと外のしの選び方、喪中の相手への贈り方を早見表と見本でまとめました。

公開 約11分ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆チェック済み
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のしの書き方 表書き一覧と水引の種類・名入れ・内のしと外のしの使い分け

この記事でわかること

  • お祝い・あいさつ・お礼は紅白の蝶結び、結婚とお見舞いは結び切りが一般的です。弔事の贈り物には、のしを付けません。
  • 名入れは水引の下の中央に書きます。会社名は名前の右に小さく、連名は3名まで、4名以上は「他一同」か「〇〇部一同」にします。
  • 持参するなら外のし、配送するなら内のしが選びやすい形です。どれも慣習なので、自社の書き方を一つに決めておきます。
対象総務庶務・受付新人・若手

取引先の開店祝い、社員の永年勤続の記念品、事務所の移転のあいさつの品。総務や庶務が贈答品を手配すると、店から「のしの表書きは」「名入れは」「内のしと外のしのどちらに」と聞かれます。この記事では、用途別の表書きと水引の早見表、会社名や連名の名入れの見本、内のしと外のしの選び方を、一覧で引ける形にまとめました。のしの書き方は慣習で、地域や店によって違う点もあわせて書きます。

のし・水引・掛け紙は何が違うのか

贈り物にかける紙を、ふだんはまとめて「のし」と呼びます。日本郵便の案内によると、品物を包む紙は正確には「のし紙」で、「のし」はその右上にある小さな飾りの部分を指します。言葉を分けておくと、店とのやりとりで行き違いが起きにくくなります。

呼び名 指すもの
掛け紙 贈り物にかける紙。水引だけが印刷された紙を指すことが多い
のし紙 水引とのしが印刷された掛け紙。お祝いなど慶事に使う
のし(熨斗) 右上の小さな飾り。弔事の紙には付けない
水引 中央の結び目の模様。今は紙に印刷されたものが多い
表書き 水引の上に書く、贈る目的(御礼・御祝など)
名入れ 水引の下に書く、贈り主の名前

のしは「熨斗鮑」が始まり

のしの始まりは熨斗鮑(のしあわび)です。所沢市立所沢図書館が国立国会図書館のレファレンス協同データベースに載せた回答は、『きもの文様図鑑』の記述を紹介しています。熨斗は本来、鮑の肉を薄くはいで筋状に引き延ばし、乾かしたものでした。儀式の酒肴に用いられ、のちに祝い事の進物や飾りになって、熨斗鮑と呼ばれたとあります。

日本郵便の案内では、その後、昆布から紙へと簡略化され、今は印刷されたのしや、色紙を細長い六角形に折った「折りのし」が主流だとしています。水引という名前は、和紙をよって紙縒り(こより)にし、水糊を引いて乾かし固めた作り方に由来すると説明しています。

決まりではなく慣習

のしの書き方には、法律や公的な基準はありません。名古屋市鶴舞中央図書館の回答は、百貨店の三越が編んだ『日本を楽しむ年中行事』の記述を紹介しています。表書きは贈り主の気持ちを簡潔に表したもので、本来こうでなければならないという決まりはない、という内容です。法要などの掛け紙の文字を薄墨と濃墨のどちらで書くかも、地域の慣習に従うのが無難で、どちらも間違いではないとしています。

水引の種類と使い分け 蝶結び・結び切り・あわじ結び

水引は、結び方・色・本数の3つで選びます。中でも結び方が大事で、「何度あってもよいことか、一度きりがよいことか」で分けるのが一般的です。

図解。上段は結び方の3種類。蝶結び(花結び): ほどいて何度でも結び直せる、何度あってもよいことに。出産・入学・昇進などの御祝、御中元・御歳暮・御年賀・御礼、開店・就任・永年勤続のお祝い、内祝(出産・入学・新築など)、粗品・記念品・御挨拶も。結び切り: 一度結ぶと引っ張ってもほどけない、一度きりがよいことに。結婚のお祝い・引出物(寿)、婚礼内祝も結び切り、御見舞・快気祝、弔事(黒白・双銀・黄白)、弔事の掛け紙にはのしを付けない。あわじ結び(あわび結び): 結び切りの一種でほどけにくい、結婚祝いに、慶弔どちらにも。鮑の形に似てあわび結びとも、結婚祝いの水引に使える、関西ではお祝い全般に使う。中段は色と本数。色: 紅白はお祝い全般・季節のあいさつ・御礼、金銀は結婚など限られたお祝い(結婚祝いは紅白も可)、黒白・双銀は弔事(香典・香典返し・法要)、黄白は法要・香典返しで関西〜西日本などで使う。本数(慶事): 奇数が基本で中身とつり合う本数に。3本はプチギフト・粗品、5本は基本、7本は高額な品・より丁寧にしたいとき、10本は結婚祝い(7本か10本の結び切り)。下段はのしを付けない・紙を変える場面: 弔事全般はのしの無い掛け紙に黒白か双銀の結び切り、生もの(鮮魚・精肉・鰹節など)には付けない習わし、病気・災害のお見舞いはのしを付けないとする案内が多い、喪中の相手には紅白を避け白無地の奉書紙や短冊に。まとめ: 迷ったら繰り返してよいことかで決める。成人祝いのように一度きりでも紅白の蝶結びを使う例がある。結び方の絵は形を示す模式図。
水引の種類と使い分け。蝶結び・結び切り・あわじ結びと、色・本数、のしを付けない場面作成: 編集部 / もとの資料: 日本郵便「郵便局のネットショップ」のし紙・水引の案内、国立国会図書館レファレンス協同データベース
結び方 形と意味(一般的な説明) 主な場面
蝶結び(花結び) ほどいて何度でも結び直せる。何度あってもよいことに 出産・入学・昇進などの御祝、御中元・御歳暮・御年賀、御礼、内祝(出産・入学・新築など)、開店・就任・永年勤続のお祝い
結び切り 一度結ぶと引っ張ってもほどけない。一度きりがよいことに 結婚のお祝い・引出物、婚礼内祝、御見舞、快気祝、弔事
あわじ結び(あわび結び) 結び切りの一種で、ほどけにくい 結婚祝い。関西では結婚祝いに限らずお祝い全般。慶弔どちらにも使われる

あわじ結びは、形が鮑に似ていることから「あわび結び」とも呼ばれます(所沢市立所沢図書館の別の回答が紹介する『吉祥を呼ぶ飾り結び』)。日本郵便は、関西では結婚祝いに限らず、どんなお祝いにもあわじ結びが使われると案内しています。

色と本数

色 主な場面
紅白 お祝い全般・季節のあいさつ・御礼
金銀 結婚など限られたお祝い(結婚祝いは紅白も使える)
黒白・双銀 弔事(香典・香典返し・法要)
黄白 法要・香典返し。関西〜西日本などで使う

黄白の水引について、島根県立図書館の回答は、関西方面に多いとする事典の記述や、京都・大阪・東北地方の一部で一般的とする本の記述を紹介しています。

本数は奇数が基本です。日本郵便の案内では、慶事の水引は5本が基本で、中身とつり合う本数を選ぶとしています。

本数 使いどころ(日本郵便の案内)
3本 プチギフト・粗品
5本 基本。いちばん広く使う
7本 高額な品・相場より多い現金を包むとき
10本 結婚祝い(7本か10本の結び切り)

社員の永年勤続の記念品なら、5年・10年は3本、15年・20年は5本のように、年数に応じて本数を増やす方法も日本郵便は紹介しています。

迷いやすい組み合わせ

  • 同じ「内祝」でも結び方が違う: 出産・入学・新築の内祝は紅白の蝶結び、結婚の内祝(婚礼内祝)は結び切りです。
  • 一度きりでも蝶結びのことがある: 成人祝いは一生に一度ですが、紅白の蝶結びとする本を豊中市立図書館の回答が紹介しています。基準は回数より「繰り返してよいことか」です。
  • お見舞いは結び切り: 病気見舞い・災害見舞いには、のしを付けないと日本郵便は案内しています。
  • 生ものにはのしを付けない: 鮮魚・精肉・鰹節などには、のしを付けない習わしがあります。のしには「生ものを添えました」という意味があったためと日本郵便は説明し、水引だけの掛け紙をすすめています。付けても差し支えないとする案内もあるので、店の扱いに合わせます。

用途別の表書きの一覧

表書きは、水引の結び目の上の中央に、贈る目的を書きます。下の早見表は、会社の贈答でよく使うものを水引ごとに並べました。

図解。紅白の蝶結び・のし付き(何度あってもよいお祝い・あいさつ・お礼): 今回かぎりのお礼は御礼、出産・入学・昇進などのお祝いは御祝(御出産御祝など)、夏と年末のあいさつは御中元・御歳暮、年始のあいさつ(松の内に)は御年賀(寿とすることも)、取引先の開店・開業は御開店御祝、取引先の役員の就任は御就任御祝(御祝とも)、社員の永年勤続は祝勤続〇年(勤続〇年記念・御祝)、あいさつの品・粗品・記念品は御挨拶・粗品・記念品、いただいたお祝いへのお返し(出産・入学・新築など)は内祝。紅白の結び切り(一度きりがよいこと): 結婚のお祝い・引出物は寿(御結婚御祝、金銀・あわじ結びも)、結婚祝いへのお返しは婚礼内祝(内祝)、病気・けがのお見舞いは御見舞(のしは付けないことが多い)、治ったあとのお返しは快気祝(快気内祝)。弔事・喪中(のしは付けない): 香典返しは志(関西〜西日本で満中陰志、黒白の結び切り、地域で黄白)、法要の引出物は志・粗供養(黒白か双銀の結び切り)、喪中の相手への年始は寒中御見舞(目上には寒中お伺い、水引ものしも無い白無地)。下の注意: 書く位置は水引の結び目の上の中央に、のしや水引に字がかからないように。4文字の表書きは避ける人もいるが、こだわらなくてよいとする案内もある。迷ったら店の用途の一覧から選び、地域の習わしを店に聞く。まとめ: お祝い・あいさつ・お礼は紅白の蝶結び、結婚とお見舞いは結び切り、弔事はのしを付けない掛け紙に。表書きは贈る目的を短く表したもので、本来こうでなければならないという決まりはない。
用途別の表書きの早見表。紅白の蝶結び・結び切り・弔事と喪中に分けて並べた作成: 編集部 / もとの資料: 日本郵便「郵便局のネットショップ」ご用途と「のし紙」について ほか
場面 表書きの例 水引 のし
今回かぎりのお礼 御礼 紅白の蝶結び 付ける
出産・入学・昇進などのお祝い 御祝(御出産御祝など) 紅白の蝶結び 付ける
夏と年末のあいさつ 御中元・御歳暮 紅白の蝶結び 付ける
年始のあいさつ(松の内) 御年賀(寿とすることも) 紅白の蝶結び 付ける
取引先の開店・開業 御開店御祝 など 紅白の蝶結び 付ける
取引先の役員の就任 御就任御祝・御祝 紅白の蝶結び 付ける
社員の永年勤続 祝勤続〇年・勤続〇年記念・御祝 紅白の蝶結び 付ける
あいさつの品・粗品・記念品 御挨拶・粗品・記念品 紅白の蝶結び 付ける
いただいたお祝いへのお返し 内祝(出産・入学・新築など) 紅白の蝶結び 付ける
結婚のお祝い・引出物 寿・御結婚御祝 紅白か金銀の結び切り(あわじ結び) 付ける
結婚祝いへのお返し 婚礼内祝・内祝 紅白の結び切り 付ける
病気・けがのお見舞い 御見舞 紅白の結び切り 付けないことが多い
治ったあとのお返し 快気祝・快気内祝 紅白の結び切り 付ける
香典返し 志(関西〜西日本で満中陰志) 黒白の結び切り(地域で黄白) 付けない
法要の引出物 志・粗供養 黒白か双銀の結び切り 付けない
喪中の相手への年始 寒中御見舞(目上には寒中お伺い) 水引ものしも無い白無地 付けない

表は、日本郵便の「ご用途と『のし紙』について」などの案内をもとに、編集部がまとめた一般的な例です(2026年10月19日確認)。

書くときの注意

  • 表書きと名前は、のしや水引に字がかからないように書きます。
  • 慶事は濃い黒で書きます。薄墨は弔事に使う色です。
  • 「御結婚御祝」のような4文字の表書きを、「死」を連想するとして避ける人もいます。日本郵便は、今はそこまでこだわる必要はないと案内しています。
  • 表書きに送り仮名は付けません(「出産内祝」「内祝」など)。

弔事は「のし」を付けない

弔事の贈り物には、のしの無い掛け紙を使います。水引は黒白の結び切りが一般的で、関西〜西日本では黄白を使うこともあります。香典返しの名入れは、喪家の姓だけか、姓に「家」を付けて書くのが基本です。

香典の表書き(御霊前・御仏前など)や不祝儀袋の書き方は、香典の相場 会社名義で出すときの金額の決め方と表書き・渡し方で扱っています。社員の慶弔の規程と弔電・供花の手配は、会社の慶弔対応 社員の結婚・出産・弔事の規程の作り方と手配の流れをご覧ください。

名入れの書き方 会社名・代表者名・連名・部署一同

名入れは、水引の下の中央に、表書きより小さめの字で書きます。相手の名前ではなく、贈り主の名前を書く場所です。

図解。上段は名入れの見本5つ。どれも表書きは御祝で、紅白の蝶結びの水引の下に名前を書く。個人の名前: 中央にフルネーム(山田太郎)、表書きより小さめに、相手の名前は書かない(入れるなら左上に小さく)。会社名と役職: 取引先への贈答、氏名(山田太郎)を中央に、会社名(株式会社〇〇)は右に小さく、役職(代表取締役)は氏名の上に小さく。連名(3名まで): 右がいちばん上位、右から佐藤一郎・鈴木花子・田中次郎、立場に差が無ければ五十音順。代表者と他一同(4名以上): 代表者(佐藤一郎)を中央に、左に小さく他一同、全員の名前は別紙に。部署・有志一同(4名以上): 営業部一同のように〇〇部一同・有志一同、全員の名前は白い便箋などの別紙に書き同封。下段は3つの区画。内のし: のし紙の上から包装する(外側から包装紙、のし紙、品物の箱)、開けるまで用途が見えない(控えめに贈りたいときに)、配送・郵送に向く(運ぶ途中でのし紙が汚れたり破れたりしにくい)、内祝い(お返し)に選ばれる。外のし: 包装の上にのし紙をかける(外側からのし紙、包装紙、品物の箱)、ひと目で用途と贈り主が分かる、持参して手渡すときに、あいさつ・粗品・季節の贈答に。短冊のし・無地のし: 短冊のしは細長い紙で省資源の包装として百貨店や通販で広く使われる、のし紙をかけられない小さい品は短冊に、目上の相手や特に丁寧にしたい改まった贈答は通常ののし紙に、無地のしは表書きを書かず用途を限らないあいさつに。まとめ: 名前は水引の下の中央、会社名は右に小さく。連名は3名まで、4名以上は他一同か〇〇部一同に。持参は外のし、配送は内のしが選びやすい。英字や数字の入った社名はカタカナにすることが多い。名前と会社名は架空。
のしの名入れの見本(個人・会社名と役職・連名・他一同・部署一同)と内のし・外のし作成: 編集部 / もとの資料: 日本郵便「郵便局のネットショップ」のしの案内、国立国会図書館レファレンス協同データベース
名義 水引の下の書き方(一般的な例)
個人 中央にフルネーム
会社名と役職・氏名 中央に氏名。会社名は氏名の右に小さく、役職は氏名の上に小さく
連名(3名まで) 右から立場の高い順。立場に差がなければ五十音順で右から
代表者と他一同(4名以上) 代表者の氏名を中央に、その左に小さく「他一同」
部署・有志一同(4名以上) 「〇〇部一同」「有志一同」とまとめる

4名以上で贈るときは、全員の名前を別紙(白い便箋など)に書いて同封するのが一般的です。受け取った側が、誰からの品かを確かめられます。

社名の書き方で迷いやすい点

  • 英字や数字の入った社名: のし紙は縦書きなので、カタカナで書くことが多いと日本郵便は案内しています。
  • 相手の名前を入れたいとき: 左上(左肩)に小さく書く例を、香川県立図書館の回答が礼法の本から紹介しています。
  • 名前を印刷したのし紙: ビジネスの贈答でも広く使われており、手書きでなくてもかまわないと日本郵便は案内しています。

内のしと外のしの選び方

内のしは、品物の箱にのし紙をかけ、その上から包装紙で包む方法です。外のしは、包装紙の上からのし紙をかける方法です。どちらが正しいということはなく、渡し方と目的で選びます。

項目 内のし 外のし
掛け方 のし紙の上から包装する 包装の上にのし紙をかける
見え方 開けるまで用途が見えない。控えめ ひと目で用途と贈り主が分かる
向く渡し方 配送・郵送(のし紙が汚れたり破れたりしにくい) 持参して手渡す
向く目的 内祝いなど、控えめにしたいお返し あいさつ・粗品・季節の贈答など、贈り物であることを示したいとき

日本郵便のページを読み比べると、お中元を郵送するなら内のしをすすめる案内と、お中元やお歳暮は外のしとする案内の両方があります。会社の贈答で迷ったら、次の順で決めると社内で説明しやすくなります。

  1. 持参して手渡すか、配送するか: 手渡しなら外のし、配送なら内のし
  2. 控えめにしたいか: 内祝いなどのお返しは内のし
  3. 相手や店の指定があるか: 指定があればそれに合わせる

短冊のしと無地のし

短冊のしは、細長い紙にのしと水引を印刷した略式ののしです。日本郵便は、省資源やごみを減らす観点から百貨店やネット通販で広く使われており、マナー違反ではないと案内しています。のし紙をかけられないほど小さな品には、短冊のしを使うのが一般的です。

一方で、目上の相手や特に丁寧にしたい場面では、品物全体を包む通常ののし紙を選ぶことが多いともしています。取引先の役員あてなど改まった贈答は通常ののし紙、小さな品や数の多い配りものは短冊、と社内で分けておくと迷いません。

無地のしは、表書きを書かないのし紙です。あいさつなど用途を限らない贈り物なら、書かなくてもマナー違反ではないと日本郵便は案内しています。

喪中の相手に贈るとき

相手が喪中でも、日ごろの感謝を伝える季節の贈答やお礼は、祝い事ではないため贈ってよいと日本郵便は案内しています。ただし、時期と紙を変えるのが一般的です。

  • 時期: 忌中(仏式は命日から49日、神式は50日)は避け、忌明けのあとに贈ることが多い
  • 紙: 紅白の水引は避け、水引ものしも無い白無地の奉書紙や白い短冊を使う
  • 表書き: 「御中元」「御歳暮」「御礼」などは、そのままでよいとされる
  • 年始: 新年を祝う御年賀は避け、松の内(関東は1月7日まで、ほかの地域は1月15日まで)が明けてから「寒中御見舞」(目上には「寒中お伺い」)として贈る。寒中見舞いの時期は立春(2月4日ごろ)まで

喪中の期間は、おおむね一周忌までとされています。高崎市立中央図書館の回答は、四十九日法要までを忌中、一周忌までを喪中と呼び、喪中は慶事や社交的なことを控える習わしがあると紹介しています。受け止め方は家や地域で違うため、気になるときは相手の担当者に確かめます。年賀状の扱いは年賀状のビジネスマナー 取引先への賀詞の使い分けと文例・出す時期にまとめています。

贈答品を手配する前に確かめること

総務が贈答品を手配するときは、品物を選ぶ前に次のことを確かめておくと、のし紙の指示までが一度で決まります。

  1. 用途(お祝い・お礼・季節のあいさつ・お返しのどれか)
  2. 相手の事情(喪中ではないか、贈答を辞退していないか)
  3. 名義(会社名と代表者名か、部署一同か、個人か)
  4. 渡し方(持参か配送か)と、届ける日

今日からできること

  1. 総務に置くのし紙と筆記具をそろえる(紅白の蝶結び、紅白の結び切り、白無地か短冊、濃い黒の筆ペン)
  2. 用途別の表書きと水引の早見表を手順書に貼る
  3. 名入れの書き方(正式な社名・役職・英字の社名の表記)を一つに決め、見本を作る
  4. 内のしと外のしの決め方(持参は外のし、配送は内のし)を手順書に書く
  5. 店への注文メモのひな形を作る
  6. 贈答の記録(日付・相手・用途・表書き・名義・品物・金額)をつけ始める

自社でよく使う表書きと名入れの見本を1枚にまとめておくと、次の手配から店とのやりとりが短くなります。

よくある質問

Q一度だけお礼の品を贈るとき、表書きは「御中元」と「御礼」のどちらにしますか。

A日本郵便の案内では、毎年続けて贈る季節のあいさつなら「御中元」「御歳暮」、今年だけ特にお世話になった相手への一度かぎりのお礼なら「御礼」とする方法を紹介しています。来年も贈るかどうかで決めると分かりやすくなります。

Qのし紙はボールペンで書いてもよいですか。

A日本郵便のページでも、筆ペンをすすめる案内と、読みやすい濃い黒のインクならサインペンやボールペンでもよいとする案内があり、一つに決まった答えはありません。総務に濃い黒の筆ペンを置いておくと、誰が書いても仕上がりがそろいます。

Q社名に英字が入っているときは、名入れをどう書きますか。

Aのし紙は縦書きなので、英字や数字の入った社名はカタカナで書くことが多いと日本郵便は案内しています。社内でどの表記にするかを決めて名入れの見本に書いておくと、店に頼むときも迷いません。

Q4名以上で贈るとき、全員の名前を並べてもよいですか。

Aのし紙に名前を並べるのは3名までが一般的です。4名以上なら、代表者の名前の左に小さく「他一同」と書くか、「〇〇部一同」「有志一同」とまとめます。全員の名前は別紙(白い便箋など)に書いて同封します。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月19日)

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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