本文へ移動
ベンチャー・スピリット!VENTURE SPIRIT

マナーMANNERS

供花の手配 会社から送るときの名札の書き方と費用・辞退されたときの扱い

取引先や社員の家族に不幸があったとき、会社名義の供花をどう手配するか。葬儀社への電話の文例、会社名・代表者名・部署一同・連名の名札の書き方、宗教による花の違い、費用の決め方と経理、辞退や家族葬のときの扱いを2026年10月時点でまとめました。

公開 約8分ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆チェック済み
コメント
文字
供花の手配 会社から送るときの名札の書き方と費用・辞退されたときの扱い

この記事でわかること

  • 供花は慣習で、公的な決まりは多くありません。葬儀社に電話で、辞退の有無・喪主・日時・宗教・名札の字を確かめて頼みます。
  • 名札は会社名だけ、会社名と代表者名、部署一同、連名の4通りが一般的です。金額は自社の規程で段を決め、葬儀社の見積もりで確かめます。
  • 取引先への供花は交際費等、社員と家族へ規程で出すものは福利厚生費です。辞退されたら送らず、議員が役員にいる会社は選挙管理委員会に確かめます。
対象総務実務

取引先の会長が亡くなった、社員のお父様の訃報が届いた。そんなとき総務の担当者は、供花を頼む先、名札の字、費用を短い時間で決めることになります。供花には公的な決まりが多くなく、慣習で動く部分が大きい分野です。この記事では、2026年10月時点の税と法律の確かめどころとあわせて、会社から供花を送るときの頼み方と名札の書き方をまとめます。

供花とは 枕花・花輪との違い

供花(きょうか・くげ)は、故人に供える花です。葬儀の祭壇の両脇などに並べ、名札で誰からかを示すのが一般的です。会社として出すときは、香典や弔電と並んで、弔意を表す手段の一つになります。

似た言葉との違いは、次のように説明されることが多いものです。いずれも慣習で、地域や葬儀社で呼び方や扱いが違います。

呼び方 一般的な意味 会社の使いどころ
供花 通夜・葬儀の式場に飾る花。名札を付ける 取引先や社員の葬儀で会社名義で出す
枕花 逝去直後から通夜までに、自宅や安置先に届ける小さな花 親族や近しい人が中心。会社が出すことは少ない
花輪 屋外に立てる輪の形の花 式場によっては受けない。先に葬儀社に確かめる

会社が出すのは、ほとんどが供花です。慶弔の規程の作り方や、訃報から弔電・供花を手配するまでの全体の流れは会社の慶弔対応 社員の結婚・出産・弔事の規程の作り方と手配の流れで扱っています。この記事は、その中の供花だけを掘り下げます。

葬儀社への頼み方 電話で確かめること

供花は、葬儀を担当する葬儀社に連絡して頼むのが一般的です。式場によっては花の業者が決まっていて、外部の花屋の花を受けない場合があるためです。訃報の案内に葬儀社名や式場名が書かれていることが多く、書かれていなければ連絡をくれた方に確かめます。

電話では、次の項目を確かめます。

  1. 遺族が供花を受けるかどうか(辞退の有無)
  2. 故人と喪主の名前
  3. 通夜・葬儀の日時と会場、宗教・形式
  4. 供花の申し込みの締め切りと、届く日時
  5. 基数(一基か一対か)と、花の種類・見積もりの金額
  6. 名札の名義と、字の確認
  7. 請求書の宛名と、支払いの方法

名札の字は、電話では聞き間違いが起きやすいため、読み上げて確かめます。見積もりはメールか FAX で書面をもらうと、あとの経理にも使えます。

名札の書き方の見本

名札は、花に添える立札(札名)に書く名義です。会社名義の書き方は、次の4通りが一般的です。

図解。名札(立札)の見本4つ。会社名だけ: 中央に株式会社〇〇。会社名と代表者名: 会社名を右に小さく、肩書きと名前(代表取締役 山田太郎)を左に。部署一同: 会社名を右に小さく、営業部一同。連名(3名まで): 右に会社名、右から役職の高い順に佐藤一郎・鈴木花子・田中次郎、4名以上は一同に。下段左は葬儀社へ確かめること: 会社名の正式名称、肩書きと名前の漢字、札の並べ方、札に付ける言葉、札なしにするか。下段右は宗教による花の違い: 仏式は白い菊・ユリ、神式は白い花で榊を使う式場も、キリスト教式は白いユリ・カーネーションで教会が供花を受けないことも、分からないときは葬儀社に確かめる。どれも慣習で公的な決まりはない。
会社の供花の名札の書き方の見本。会社名だけ・代表者名・部署一同・連名作成: 編集部 / もとの資料: 一般的な慣習(編集部がまとめた例)
名義 札の書き方(一般的な例) 向いている場面
会社名だけ 中央に会社名 名前を出さず、会社として出すとき
会社名と代表者名 会社名を右に小さく、肩書きと名前を左に 取引先の葬儀
部署一同 会社名を右に小さく、「〇〇部一同」 部署の有志で出すとき
連名(3名まで) 会社名を右に小さく、右から役職の高い順に名前 上長など数名で出すとき

4名以上になるときは、全員の名前を並べず「〇〇部一同」にするのが一般的です。誰が出したかは、社内の記録に残しておけば足ります。

札に書く言葉は、地域や葬儀社で書式が決まっていることが多く、供花の札に付ける言葉も宗教で変わります。そのため、会社側は名義の字だけを正確に伝え、言葉は葬儀社に任せるのが確実です。名前を出したくないときは、札を付けない形にできるかも葬儀社に聞けます。

宗教による花の違い

供花の花は、葬儀の宗教や形式で選び方が変わるといわれます。どれも慣習で、地域や式場、宗派によって考え方が違います。

葬儀の形式 花の例 迷いやすい点
仏式 白い菊・ユリなど、白を中心にした花 式場や地域で、淡い色を混ぜることもある
神式 白い花が中心。榊を使う式場もある 仏式の言葉を札に使わない
キリスト教式 白いユリやカーネーションなど 教会が供花を受けないことがある
分からないとき 葬儀社に確かめる 宗教・形式は訃報を受けたときに聞く

宗教や式場の考え方で、供花を受けないこともあります。宗教が分からないまま手配せず、まず葬儀社に聞きます。花の種類は、会社側で細かく指定せず、葬儀社の用意する見本から選ぶと、式場の雰囲気に合います。

費用の考え方 自社の規程で段を決める

供花の値段には、法律や公的な基準で決まった相場がありません。花の種類、基数、地域、式場の業者によって見積もりが変わります。インターネットで見かける金額の幅も、公的な根拠があるものではありません。実際の額は、葬儀社の見積もりで確かめます。

そこで会社では、「相場を調べて決める」より「自社の基準を決めておく」方が確実です。香典と同じく、亡くなった方との関係で段を分けます。

亡くなった方 名義の例 基数の例 金額
取引先の代表者・役員本人 会社名と代表者名 一対 段A 〇円
取引先の担当者本人 会社名と代表者名 一基か一対 段B 〇円
自社の社員本人 会社名と代表者名 一対 段A 〇円
社員の配偶者・子・父母 会社名と代表者名 一基 段B 〇円
それ以外の家族 手配しない、または部署一同 規程で決める 規程で決める

金額は、過去3年ほどの実績、地域の習わし、社員向けと取引先向けのつり合い、年間の件数と予算を並べて決めます。香典の金額の決め方は香典の相場 会社名義で出すときの金額の決め方と表書き・渡し方にまとめています。

供花を出すときに香典も出すかは、規程で決めます。両方を出すと決めている会社もあれば、どちらかにする会社もあります。弔電は弔電の文例 会社名義で送るときの宛名・敬称・差出人と申し込み方で扱っています。

費用の経理 交際費等か福利厚生費か

会社が出す供花は、出した相手で法人税の扱いが変わります(2026年10月時点)。

出した相手 法人税の扱い 根拠
取引先など社外の人の慶弔 交際費等 租税特別措置法関係通達61の4(1)-15
社員・元社員とその親族に、一定の基準で 福利厚生費 同通達61の4(1)-10、タックスアンサーNo.5261

交際費等は原則として損金に算入できません。ただし期末の資本金が1億円以下などの法人は、年800万円(事業年度の月数で按分)までの部分を損金にできます(No.5265)。社員や家族への供花を福利厚生費にするには、社内の基準に沿って出すことが前提です。規程があれば、その説明がしやすくなります。

香典は現金の贈与で領収書が出ませんが、供花は花店や葬儀社に代金を払うので、請求書と領収書が出ます。消費税の仕入税額控除を受けるには、帳簿と請求書等の保存が必要です(No.6496)。経理の記録には、支払日・相手・続柄・名義・金額・決裁者を書き、見積書と請求書を添えます。取引先ごとの交際費の扱い、課税仕入れとして控除できるかは、顧問の税理士か所轄の税務署に確かめてください。

受けてから届くまでの手配の流れ

訃報を受けてから届くまでを、次の順に進めます。

図解。手配の流れ6段階: 訃報を受ける、確かめる(辞退の有無・喪主・日時と場所・宗教と形式・葬儀社名)、決める(規程の段・名義・基数・決裁)、葬儀社に頼む(電話・名札の字を読み上げて確認)、支払う(見積もりと請求書・領収書)、記録する(相手・続柄・名義・金額・決裁者)。中段は3区画: 電話で葬儀社に伝えること、送らない・控えるとき(遺族が辞退・家族葬・式場が受けない・案内が無い)、経理の処理(取引先は交際費等 措置法通達61の4(1)-15、社員と家族は福利厚生費 同-10・No.5261、請求書と領収書を保存 No.6496)。下段は確かめる先: 葬儀社、選挙管理委員会(公職選挙法199条の3)、税理士・税務署。
会社の供花を訃報から手配・記録まで進める流れと、辞退・経理・確かめる先作成: 編集部 / もとの資料: 国税庁タックスアンサー・公職選挙法・総務省

供花は、通夜か葬儀の前までに届くように申し込みます。締め切りは葬儀社ごとに違うので、電話のときに必ず聞きます。届いたかどうかは、式場に参列する社員に頼んで確かめてもらうと、礼状の確認も一緒に済みます。

供花を辞退されたとき・家族葬のとき

遺族が供花を辞退しているときは、一般的には送りません。香典や弔電と、辞退の範囲が違うことがあります。「香典は辞退、供花は受ける」「供花も弔電もすべて辞退」など、案内の文をよく読み、判断がつかなければ連絡をくれた方か葬儀社に確かめます。

家族葬では、参列を控えてほしいと案内されることが多く、供花も受けない場合があります。供花を受けるかどうかは、遺族の意向や式場の決まりで変わります。後日、お悔やみを伝えたいときは、遺族の意向を確かめてから、弔電や、四十九日のころの供物、お悔やみの手紙といった別の形を考えます。無理に何かを送らず、先方の意向を優先します。

社員の家族の葬儀では、社員本人に会社の規程による弔慰金だけを出すという分け方もあります。規程に「辞退されたときは供花は送らない」「その場合に弔慰金を出すかは別に決める」と書いておくと、担当者が迷いません。

政治家や公務員が関わるときの注意

供花は、出す側や受け取る側に政治家がいると、法律の決まりに関わることがあります。総務省は、政治家が選挙区内の人に寄附をすることは、冠婚葬祭の贈答も含めて禁止されていると案内しています。後援団体の行事に関する寄附の例外でも、花輪・供花・香典・祝儀などは禁止だと示しています。

公職選挙法199条の3は、議員や候補者が役員を務める会社が、選挙区内の人に、その人の氏名を表示するか類推される方法で寄附をすることを禁じています。名札に議員の名前を書いた供花を会社名義で出すと、これらの決まりに当たるおそれがあります。

くわしい条文と、国家公務員が相手のときの注意は、香典の記事の政治家や公務員が関わるときの注意にまとめています。供花も同じ考え方で確かめます。

今日からできること

  1. 過去3年ほどの供花の実績(相手・名義・基数・金額)を書き出す
  2. 関係の深さ別の段と、名義の決め方を慶弔規程か手順書に書く
  3. 取引先の葬儀でよく使う葬儀社の連絡先と、申し込みの締め切りを控える
  4. 葬儀社への電話の文例と、名札の字を伝えるメモの様式を作る
  5. 辞退されたときの扱い(送らない・弔慰金は別に決める)を規程に書く
  6. 供花の勘定科目と、出金伝票に書く項目を経理とそろえる
  7. 役員に議員や候補者がいないか確かめる

供花の扱いは、地域や宗教、葬儀社で違います。この記事の内容は2026年10月時点の一般的な慣習と制度の例で、税や法律の個別の判断は、税理士や選挙管理委員会などに確かめてください。

よくある質問

Q供花は誰に頼めばよいですか。

A一般的には、葬儀を担当する葬儀社に連絡して頼みます。式場によっては花の業者が決まっていて、外部の花屋の花を受けないことがあるためです。訃報の案内に葬儀社名と連絡先が書かれていることが多く、書かれていなければ連絡をくれた方に確かめます。

Q供花の名札には、会社名だけを書けばよいですか。

A会社名だけでも、会社名と代表者名でも、部署一同でも構いません。公的な決まりはなく、一般的な書き方があるだけです。会社として出すなら、規程で名義を決めておくと担当者が替わっても同じ形で出せます。

Q供花を辞退すると案内されたら、どうしますか。

A遺族が辞退しているなら、一般的には送りません。香典や弔電と別に辞退されていることもあるので、案内の文を読み、書かれていなければ連絡をくれた方か葬儀社に確かめます。規程に「辞退されたときは送らない」と書いておくと迷いません。

Q取引先に出した供花は、経理でどう処理しますか。

A取引先など社外の人の慶弔に出す金品は、法人税では交際費等に含まれます(租税特別措置法関係通達61の4(1)-15)。社員とその家族に一定の基準で出すものは福利厚生費です。供花は花代の請求書と領収書が出るので、香典と違って支払いの証拠を残せます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、保存・いいね・共有をお願いします

コメントを読み込んでいます