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取引先の社名変更・移転・閉鎖に気づく方法 法人番号とインボイスの公表サイトで確かめる

取引先の社名変更や本店の移転、閉鎖、インボイスの登録の取消に気づくための段取りをまとめました。国税庁の法人番号公表サイトとインボイス公表サイトの差分データの読み方、変更の種類ごとに社内で直す場所、振込先の変更の確かめ方を、図と表で説明します。

公開 約7分ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆チェック済み
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取引先の社名変更・移転・閉鎖に気づく方法 法人番号とインボイスの公表サイトで確かめる

この記事でわかること

  • 取引先の社名・所在地・閉鎖は法人番号公表サイトで、インボイスの登録と取消・失効はインボイス公表サイトで確かめられます。
  • 差分データの「処理区分」を見れば、社名の変更・所在地の変更・閉鎖・合併のどれかが分かり、社内で直す場所を決められます。
  • 振込先の口座は公表されません。急な振込先の変更の連絡は、メール以外の方法で取引先に確かめます。

取引先の社名や住所は、いつの間にか変わっていることがあります。案内が届かないまま古い社名で請求書を出したり、移転前の住所に書類を送ったりすると、手間も信用も失います。この記事では、国税庁が公開しているデータを使って、取引先の社名変更・移転・閉鎖・インボイスの登録の変化に気づき、社内の取引先の情報を新しく保つ段取りをまとめました。制度と公表の内容は、2026年10月23日に国税庁のサイトで確かめています。

取引先の情報が古くなると起きること

取引先の情報(取引先マスタ)は、会計ソフト・販売管理・名簿・契約書の控えなど、社内のいくつもの場所に散らばっています。どれか1つが古いままだと、次のようなことが起きます。

  • 古い社名や住所で請求書や納品書を出し、出し直しになる
  • 移転前の住所に郵便を送り、戻ってくるか、届くまでに時間がかかる
  • 閉鎖した会社への発注や支払いの予定が、そのまま残る
  • インボイスの登録が取り消されたことに気づかず、請求書の扱いを誤る

案内状が届けば気づけますが、届かないこともあります。取引先が多い会社ほど、届いた案内を待つだけでなく、自分から確かめる仕組みが役に立ちます。

変更に気づく3つの入口

図解。3つの入口。法人番号公表サイト(国税庁): 商号・所在地・法人番号と名称・所在地の変更履歴などが分かる、1社ずつ社名や法人番号で検索、まとめて差分データ(日別)・全件データ(前月末時点)をCSV・XMLで、システムでWeb-APIで自動で取得。インボイス公表サイト(国税庁): 適格請求書発行事業者の登録と取消・失効が分かる、登録番号は法人なら「T」+法人番号(13桁)、差分データは日次・過去40日分、個人事業者の情報もあり個人情報保護法に沿って扱う。企業リストのサービス(例: うちの新規開拓係 リスト担当): 最近の変更で所在地・商号の変更、閉鎖を過去1〜12か月で絞る、インボイスで登録あり・なし・取消・失効を絞る、会社のページで変更の履歴とインボイス登録を1画面で、変更の記録は2026年9月以降に公表された分から。下段はどの入口でも分からないこと: 振込先の口座(公表されない。変更は本人に確かめる)、担当者の異動(連絡先の変更は届いた案内で)、支店・営業所(公表は本店の所在地が中心)、変更の予定(登記や登録が済んでから載る)。まとめ: 社名・所在地・閉鎖・インボイスは公表サイトで確かめられる。口座と担当者は公表されないので取引先に直接確かめる。
取引先の変更に気づく3つの入口(法人番号公表サイト・インボイス公表サイト・企業リストのサービス)作成: 編集部 / もとの資料: 国税庁 法人番号公表サイト・適格請求書発行事業者公表サイト、うちの新規開拓係 リスト担当
入口 公開している所 分かること 確かめ方
法人番号公表サイト 国税庁 商号・本店の所在地・法人番号と、名称・所在地の変更履歴など 1社ずつ検索、差分データ(日別)、全件データ(前月末時点)、Web-API
インボイス公表サイト 国税庁 適格請求書発行事業者の登録と、取消・失効 登録番号で検索、差分データ(日次・過去40日分)、全件データ(前月末時点)
企業リストのサービス 民間の会社 公開データをもとにした変更の記録など サービスの画面で絞り込む

法人番号は、国税庁の説明では利用範囲の制約がなく、誰でも自由に利用できます。法人のインボイスの登録番号は「T」に法人番号(13桁)を付けた形なので、法人番号を取引先の一覧に入れておけば、2つのサイトを同じ番号で照らせます。インボイス公表サイトには個人事業者の情報も載っているため、取得したデータは個人情報保護法に沿って扱うよう求められています。

差分データの「処理区分」で、変更の種類が分かる

法人番号公表サイトの差分データには、変更の種類を表す「処理区分」という項目があります。国税庁のリソース定義書によると、主な値は次のとおりです。

図解。法人番号公表サイトの差分データの処理区分と意味と社内ですることの例。01 新規: 新たに法人番号が指定された、新しい取引先なら一覧に法人番号を登録する。11 商号又は名称の変更: 社名が変わった、請求書・契約書の宛名と会計と販売管理の登録名を直す。12 国内所在地の変更: 本店の所在地の変更で市区町村の合併などによる住居表示の変更も含む、郵送先・請求書の住所を直す、引っ越しでないこともある。21 登記記録の閉鎖等: 清算の結了や合併による解散など、取引の状況を確かめ新しい受発注を止める、合併なら承継先の法人番号を見る。71 吸収合併: その会社が吸収合併を行った、合併で消えた会社との取引の引き継ぎを確かめる。22 登記記録の復活等: 閉鎖の後記録が復活した、閉鎖として外した登録を見直す。インボイスの登録で見ること: 新規の登録は登録番号を取引先の情報に入れる、取消・失効は経理の担当に知らせ請求書の扱いを確かめる、社名の変更は法人の登録番号が「T」+法人番号なので番号で照らせる。まとめ: 振込先を変えましたの連絡はメール以外で確かめる。IPAは急な振込先や決済手段の変更は取引先へメール以外の方法で確かめるよう呼びかけている。
法人番号の差分データの処理区分ごとに、社内ですること作成: 編集部 / もとの資料: 国税庁 法人番号公表サイト「リソース定義書」、適格請求書発行事業者公表サイト、IPA「ビジネスメール詐欺(BEC)対策」
処理区分 意味(国税庁のリソース定義書) 社内ですることの例
01 新規 新たに法人番号が指定された 新しい取引先なら、一覧に法人番号を登録する
11 商号又は名称の変更 商号又は名称が変更された 請求書・契約書の宛名、会計と販売管理の登録名を直す
12 国内所在地の変更 本店などの所在地の変更。市区町村合併等による住居表示の変更も含む 郵送先・請求書の住所を直す
21 登記記録の閉鎖等 清算の結了、合併による解散などで登記記録が閉鎖された 取引の状況を確かめ、新しい受発注を止める
22 登記記録の復活等 閉鎖の後、清算結了が無効になるなどで登記記録が復活した 閉鎖として外した登録を見直す
71 吸収合併 その会社が吸収合併を行った 合併で消えた会社との取引の引き継ぎを確かめる

合併で閉鎖された会社には、存続する会社の法人番号(承継先の法人番号)も載ります。取引を引き継ぐ相手を確かめる手がかりになります。

「12 国内所在地の変更」には、引っ越しのほか、市区町村の合併などで住居表示が変わった場合も含まれます。所在地の変更が出ていても、取引先が移転していないことがあります。

取引先の情報を新しく保つ段取り

取引先が数十社なら1社ずつの検索で、数百社以上なら差分データで照らすのが現実的です。どちらも、法人番号を一覧に入れることから始めます。

  1. 一覧に法人番号の列を足す: 法人番号公表サイトで社名を検索し、取引先ごとに13桁の番号を入れます。
  2. インボイスの登録番号の列を足す: 法人は「T」+法人番号です。届いた請求書の登録番号とも照らします。
  3. 確かめる日を決める: 月に1回、または請求書を受け取る締め日の前など、確かめる日を決めます。
  4. 変更を照らす: 1社ずつなら検索、多ければ差分データの法人番号と一覧の法人番号を表計算ソフトで照らします。
  5. 見つけたら直す: 処理区分ごとに、直す場所(会計・販売管理・名簿・契約書の控え)を表のとおりに直します。
  6. 記録を残す: いつ、どの取引先の、何を、どこで確かめて直したかを残します。
直す場所 社名の変更 所在地の変更 閉鎖
会計ソフトの取引先 直す 直す 新しい取引に使わない印を付ける
販売管理・請求書の宛先 直す 直す 発行の予定を止める
郵送の名簿 直す 直す 外す
契約書の控え 相手方の表示の扱いを確かめる 通知先の扱いを確かめる 担当者と法務で扱いを決める

契約書の名義や通知先の扱いは、契約の中身によって違います。個別の判断は法務の担当者や弁護士に確かめてください。

インボイス制度の基本と登録番号の確かめ方はインボイス制度とはに、請求書の受け取りから支払いまでの流れは請求書の受け取りから支払いまでにまとめています。

差分データを表計算ソフトで照らすときの注意

差分データは、国税庁の法人番号公表サイトから日別にダウンロードできます。ファイルの形式はCSVとXMLで、文字コードはShift-JISとUnicodeから選べます。表計算ソフトで照らすときは、次の点に気をつけます。

気をつけること 理由と対処
文字コード 開いたときに文字化けしたら、取り込みの画面で文字コードを選び直す
法人番号の列 13桁の番号は、数値として開くと表示が崩れることがある。列を文字列にして取り込む
照らす列 社名ではなく法人番号で照らす。社名は変わり、表記も揺れる
処理区分の列 01・11・12・21などの値で、変更の種類を絞り込む
日付の列 変更の年月日と更新の年月日がある。いつの変更かを確かめる

CSVの取り込みと文字化けの直し方はCSVをExcelで開くと文字化け・0が消えるときの直し方にまとめています。

届いた書類からも変化を拾う

公表サイトを見る前に、毎日届く書類にも手がかりがあります。次のようなときは、その場で法人番号公表サイトを検索して確かめると、変更を早く拾えます。

  • 届いた請求書の社名・住所・登録番号が、登録してある情報と違う
  • 送った郵便が、あて先不明などで戻ってきた
  • 取引先のメールの署名や、ホームページの会社概要の住所が変わっている
  • 取引先の担当者から「合併」「事業の譲渡」「会社の名前が変わる」と聞いた

経理・営業事務・総務のどこで気づいても、取引先の情報を直す担当者に1か所で伝わるよう、連絡の窓口を決めておくと、直し漏れが減ります。

自分で照らすか、サービスで探すか

差分データは、日別のCSVやXMLのファイルで提供されています。表計算ソフトで照らせますが、毎日のファイルを取り込む手間はかかります。取引先が多く、担当者が手を割けない会社では、公開データを加工した企業リストのサービスを使う方法もあります。

例として、ミラクシード株式会社の「うちの新規開拓係 リスト担当」の公式サイトの説明をまとめます(2026年10月23日時点)。

  • 「最近の変更」で、所在地の変更・商号の変更・閉鎖を、過去1か月から12か月の範囲で探せます。変更の記録は2026年9月以降に公表された分からです。閉鎖した会社は、閉鎖が分かってから3か月で載らなくなります。
  • インボイスの登録で「登録あり」「登録なし」「取消・失効」を絞り込めます。
  • 会社ごとのページで、基本の情報、変更の履歴、インボイスの登録の有無を1つの画面で見られます。
  • 地域(市区町村まで)や法人の種類でも絞り込めます。登録しなくても検索結果の上位100社、無料の会員登録で上位500社まで見られます。会員登録は会社のメールアドレスで行います。
  • 掲載している情報は、国税庁の法人番号公表サイトとインボイス公表サイトなどをもとにした二次情報で、公式の登録内容ではないと明記しています。

もともと新しい営業先を探すためのサービスですが、地域と「最近の変更」を組み合わせると、取引先の多い地域の動きをまとめて見ることもできます。最終的な確かめは、国税庁の公表サイトで行うのが確実です。公開データを使った営業リストの作り方は、サービス・システム大全の営業リストの作り方にまとめています。

今日からできること

  1. 取引先の一覧に「法人番号」と「インボイスの登録番号」の列があるか確かめ、なければ足す。
  2. 取引の多い上位10社を法人番号公表サイトで検索し、社名と所在地がいまの登録と同じか確かめる。
  3. 月に1回確かめる日を決め、担当者とチェックの項目を共有する。
  4. 振込先の変更の連絡が来たときの確かめ方(登録してある電話番号にかける)を、経理の手順に書き足す。

この記事で例に挙げた「うちの新規開拓係 リスト担当」の運営会社(ミラクシード株式会社)は、編集部と付き合いのある会社です。

よくある質問

Q取引先から社名変更の案内が届きません。自分で確かめる方法はありますか。

A国税庁の法人番号公表サイトで、社名か法人番号を入れて検索すると、名称や所在地の変更履歴を見られます。取引先が多いときは、日別の差分データをダウンロードして、取引先の法人番号と照らす方法もあります。

Q所在地の変更が出ていたのに、取引先は引っ越していないと言います。

A法人番号の差分データの「国内所在地の変更」には、市区町村の合併などで住居表示が変わった場合も含まれます。建物は同じでも、住所の書き方が変わったことがあります。郵送先と請求書の住所の表記を合わせておきます。

Qインボイスの登録が取り消された取引先からの請求書は、どう扱えばよいですか。

A消費税の扱いに関わるため、まず経理の担当者に知らせ、税理士や所轄の税務署にも確かめてください。インボイス公表サイトでは、登録の取消や失効の年月日を確かめられます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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