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アンケートの自由記述を生成AIで集計する 分類の頼み方と確認の仕方

社内アンケートの自由記述が多くて読み切れないときは、生成AIに分類の案と振り分けを頼み、件数は表計算で数えます。そのまま使える頼み方と、見落とさないための確認、報告のまとめ方がわかります。

公開 更新 約3分執筆・監修:佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
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アンケートの自由記述を生成AIで集計する 分類の頼み方と確認の仕方

この記事でわかること

  • 分類の案と振り分けはAIに頼み、件数は表計算で数えると、数の間違いを防げる。
  • 入れる前に名前や部署、少人数で特定できる言葉を消し、回答に番号を振る。
  • 抜き取り、「その他」、少数でも重い声は人が読み、報告には原文の例を添える。
対象人事総務実務

社内アンケートの自由記述が数百件あるなら、生成AIに分類の案と振り分けを頼むと、読む負担を大きく減らせます。コツは役割を分けることです。分類はAI、件数を数えるのは表計算、最後に読んで判断するのは人と決めておくと、速さと正しさを両立しやすくなります。

AIは文章のまとまりを見つけるのは得意ですが、件数を数えさせると間違えることがあります(編集部の見立て)。そこで、AIには番号ごとのカテゴリを表で返してもらい、数は自分で数えます。

流れは、整える、分類する、数える、読むの順

分類はAI、数えるのは表、読むのは人、という図。整えるのは人で、個人が特定できる言葉を消して番号を振る。分類の案と振り分けはAIに頼む。件数は表計算で数える。確認して読むことと報告は人がする。
自由記述をAIで集計する流れ作成: 編集部 / 出典: ベンチャー・スピリット!編集部

最初の準備で、仕上がりの安全さが決まります。回答の中には、名前や部署、上司の名前、少人数の職場なら誰かわかる出来事が混ざります。個人情報保護委員会は、個人情報を含む内容を入力するなら利用目的の範囲内かを確認し、データが機械学習に使われないことも確認するよう呼びかけています1。

だから、入力する前に固有名詞を「A部署」「上司B」のように置き換え、回答の頭に番号を振っておきましょう。何を消すかの線引きは、生成AIに入力してはいけない情報の記事と、人事の仕事と生成AIの記事で確認できます。

分類は、案を出してもらってから振り分ける

水色のブラウスの女性が机の上で、白いカードをいくつかの山に分けて並べている。
分け方の一覧を先に決めてから、振り分けるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

いきなり「分類して」と頼むと、AIが毎回違う分け方をしがちです。先にカテゴリの案だけを作ってもらい、自分で直して確定してから、振り分けを頼みましょう。

案を見て、似たカテゴリを1つにまとめたり、名前を社内の言葉に合わせたりしましょう。ここで決めた一覧が、あとの振り分けの基準になります。

返ってきた表を表計算に貼れば、COUNTIFなどの関数で件数を出せます。番号があれば、元の回答とも照らし合わせられます。

集計のあとに、人が読むところ

件数が合っても中身まで正しいとは限らない、という図。番号の数が回答数と合うか、抜き取りで20件読む、その他を全部読む、少数でも重い声を拾う、要約の言葉が原文にあるか、の5つを確認する。
集計のあとに確認する5つ(編集部の見立て)作成: 編集部 / 出典: ベンチャー・スピリット!編集部

確認で欠かせないのは、AIが自信を持って間違える場面を拾うことです。番号の数が回答数と合わなければ、抜けや重複があります。抜き取りで20件ほど読み、カテゴリと本文が合っているかも見てください(編集部の目安)。

「その他」は全部読んでください。ここに、当初の一覧にない新しい話題が隠れていることがあるからです。件数が多ければ、カテゴリを足して振り分け直します。

件数が少なくても重い声もあります。ハラスメントや安全、健康についての訴えは、件数の多さとは別に扱い、担当の窓口へ回す段取りを先に決めておきましょう。要約に頼らず、原文で読むことが大切です。

報告は、件数と原文の例を並べる

報告を受ける側は、カテゴリの名前だけでは中身がつかめません。件数の多い順にカテゴリを並べ、それぞれに原文の例を2〜3件添えると、何が起きているかが伝わります(編集部の見立て)。原文を載せるときは、言い回しの癖で書いた人がわからないよう、表現を少し整えるか、載せる範囲を絞ってください。

AIに報告の文章を下書きしてもらうのも手です。ただ、「多くの社員が不満を持っている」のような強い言い方が混ざることがあります。件数と割合を自分で書き、AIの文はそれに合わせて直すと、言い過ぎを防げます。

集計する前に確認すること

  1. 会社が認めたサービスか確認した。
  2. 名前や部署、少人数で特定できる言葉を消した。
  3. 回答に番号を振った。
  4. カテゴリの一覧を自分で確定した。
  5. 件数は表計算で数えた。
  6. 抜き取りと「その他」、少数の重い声を読んだ。
  7. 報告の数字と原文の例を、元の回答と照らした。

頼み方は2026年11月4日時点の編集部の例で、使えるサービスや一度に入れられる量は会社ごとに違います。

注

  1. 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」 ↩

よくある質問

Q回答が多くて、一度に入りきりません。

A番号を付けたまま、100件ずつなどに分けて頼みます。最初に決めたカテゴリの一覧を毎回いっしょに渡すと、途中で分け方が変わりにくくなります。分けた結果は、番号で1つの表にまとめ直してください。

Q選択式の設問もAIに集計してもらえますか?

A選択式は、表計算の集計機能やフォームの集計画面で数えるほうが確実です。AIは、数えた結果を見ながら説明の文の下書きを頼む使い方に向いています。

出典・参考

この記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しました。執筆と監修は佐々木 航が担当し、公開した後も人が内容を確認しています。

執筆・監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

記事の中身の責任は編集部(執筆・監修者)が負い、AIは調べものと下書きの道具として使っています。くわしくはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら更新日を改め、記事の最後に何を直したかを書きます。

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