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英文メールを生成AIで書く 翻訳の頼み方と社外に出す前の見直し

英語のメールが苦手でも、生成AIに伝える中身と相手・口調を渡せば、社外に出せる英文の下書きが作れます。そのまま使える頼み方の例文と、日付や時刻、約束の中身など、送る前に見直す6つの点が分かります。

公開 更新 約6分執筆・監修:佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
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英文メールを生成AIで書く 翻訳の頼み方と社外に出す前の見直し

この記事でわかること

  • 日本語のメールを訳させず、伝えたいことを短く渡して英語のメールとして書いてもらう。
  • 日付は月の名前と曜日、時刻は日本時間まで書く。数字は元のメモと1つずつ照らす。
  • 頼んでいない約束やおわびが足されていないか、日本語に訳し戻して中身を見直す。
対象実務

英文メールを生成AIで書くなら、できあがった日本語のメールを訳してもらうより、伝えたいことを短い日本語で渡して、英語のメールとして書いてもらうほうが進めやすくなります。「お世話になっております」のような日本語のあいさつを、無理に英語へ置き換えずに済むからです。

ただ、AIの英文が自然に見えても、そのまま社外に出すのは少し待ってください。答えには不正確な内容が混ざることがあり、使った文の責任は使った人が持ちます。12頼み方の例文は写して使えて、送る前の6つの点はそのままチェックリストになります。

日本語のメールを訳すより、伝える中身を渡す

水色のブラウスの女性がオフィスの机で、手に持った付箋のメモとノートパソコンのメールの下書きを見比べている。壁には違う時刻を指す3つの時計、机には地球儀とコーヒー。
付箋のメモと、AIが書いた英文の下書きを見比べるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

日本語のビジネスメールには、「お世話になっております」「よろしくお願いいたします」のような決まった言い回しがたくさん入るもの。メールを丸ごと訳してもらうと、こうした言い回しまで英語にしようとして、英語のメールとしては回りくどい文になることがあります。

そこで渡すのは、メールの文面ではなく、伝えたい中身です。何を、いつまでに、どうしてほしいのか。それを短い日本語で書き、英語のメールとして書いてもらいます。

頼む文に背景を書くことは、AnthropicとGoogleのガイドに共通する勧めです。だれに向けた文か、何に使うのかが分かれば、AIは的を絞った答えを返しやすくなります。31頼む文の型そのものは、プロンプトの書き方の基本で分かります。

日本語のメモは、一文に1つの中身で書く

英語にする前の日本語も、短く区切っておくと、あとで英文と照らしやすくなります。外国人に向けた日本語の書き方をまとめた国のガイドラインには、文を分かりやすくするこつとして次のような点が並んでいます。4

  • 一文で言いたいことは1つにする
  • 「〜ないわけではない」のような二重否定を使わない
  • 受け身の形をできるだけ使わず、だれがするのかをはっきりさせる
  • 年月日は西暦で書き、時刻は午前・午後を明記する

英語は主語を書く言葉です。だから、日本語の段階でだれが何をするのかを決めておくと、英文を照らすときにも迷いません。

頼む文には、相手・目的・口調を添える

メモができたら、相手と目的と口調を添えて頼みましょう。〈〉の中を入れ替えれば、そのまま使えます。

「メモにないことは足さず」の一文は、頼んでいない約束や理由が入りこむのを防ぐためのもの。最後の日本語の説明があれば、英文を細かく読めなくても、言っている中身が合っているかを照らせます。

英文メールは伝える中身を渡して書いてもらう、という図。場面は海外の取引先に打ち合わせの日を変えてもらう、編集部の例。1、伝えることを日本語で短く書く。例は、打ち合わせを11月10日から12日の同じ時刻に変えたい、理由は社内の会議と重なったため、都合が悪ければ候補を2つほしい。2、相手・目的・口調を添える。例は、シンガポールの取引先で初めてやり取りする相手、丁寧で堅すぎない口調で150語以内、日付は月の名前で時刻は日本時間を添える。3、英文と日本語の説明を受け取る。段落ごとに何を言っているかを日本語で説明してもらい、分からない所は[要確認]と残してもらう。4、6つの点を見直してから送る。日付と曜日、時刻、名前と肩書き、約束、足された中身、添付と宛先。まとめ、日本語のメールを丸ごと訳させず、伝えたいことだけを渡して書いてもらう。
英文メールを生成AIで書く4つの段取り作成: 編集部 / 出典: Anthropic、Google Workspace、GOV.UK

受け取ったメールに返信するときも、流れは同じです。相手の英文を貼り、相手が何を頼んでいるのかを日本語の箇条書きにしてもらいます。返す中身を日本語で決めてから、英語の返信を書いてもらいましょう。

日付と時刻は、読み違えない形で書く

英国政府のウェブサイトGOV.UKの文体ガイドでは、日付を「4 June 2017」のように、月を英語の名前で書きます。5「11/12」のような数字だけの書き方は、月と日のどちらが先かで読み違いが起きることがあります。メールでも月の名前で書き、曜日を添えておくと、相手が迷いません。

時刻は、相手が日本の外にいるなら時間帯まで書きます。同じガイドも、英国の外の人に向けた案内には「UK time」を添えるとしています。5日本から送るなら「10:00 a.m. JST」のように、日本時間だと分かる形にします。

締め切りに「midnight」を使うのも避けたいところです。GOV.UKのガイドによると、midnightはその日の最初の1分なので、「火曜の真夜中まで」は月曜の終わりとも火曜の終わりとも読めてしまいます。そこでガイドは「11:59pm」と書く例を挙げています。5締め切りは「by 5:00 p.m. JST on Friday, 13 November」のように、曜日と時刻まで書いておきましょう。

社外に出す前に、6つの点を見直す

生成AIの答えには不正確な内容が含まれることがある。個人情報保護委員会は、2023年にそう注意を呼びかけました。2Googleのガイドにも、出力を使う前に内容が明確で正確かを見直すこと、最終的な成果物には使う人自身が責任を持つことが書かれています。1

AIが書いた英文は送る前に6つの点を見直す、という図。編集部の例で、照らす相手は元の日本語のメモ。日付と曜日は、11/12ではなくThursday, 12 Novemberのように、数字だけにせず月の名前と曜日を添える。時刻は、10:00ではなく10:00 a.m. JSTのように日本時間と書き、締め切りにmidnightは使わない。名前と肩書きは、相手の署名と同じつづりと肩書きか。約束は、頼んでいないI will …が足されていないか。足された中身は、元のメモにない理由やおわびが増えていないか。添付と宛先は、本文で触れた添付が付いているか、CCは合っているか。まとめ、意味は日本語に訳し戻して照らし、数字は元のメモと1つずつ照らす。
AIが書いた英文を、社外に出す前に見直す6つの点作成: 編集部 / 出典: GOV.UK、Google Workspace

見直すのは次の6つです。

  1. 日付が元のメモと合っているか。11月12日が木曜日になっているかまで照らす。
  2. 時刻に、日本時間(JST)が付いているか。
  3. 相手の名前と肩書きが、相手のメールの署名と同じつづりか。
  4. 「I will send…」のように、頼んでいない約束が足されていないか。
  5. 元のメモにない理由やおわび、お礼が増えていないか。
  6. 本文で触れた添付が付いているか。宛先とCCが合っているか。

英文をもう一度日本語に訳してもらうと意味のずれは見つけやすくなりますが、英語として自然かどうかまでは分かりません。金額や契約に触れるメールは、英語の分かる同僚にも一度読んでもらうと確実です。

貼る前に、社外秘と個人情報を確認する

取引先から届いたメールを貼って訳してもらうと、相手の名前やアドレス、署名、取引の条件もAIに渡すことになります。個人情報保護委員会は、会社が生成AIに個人情報を含むプロンプトを入力するときは、利用目的の範囲内かを十分に確認するよう求めました。入力したデータを機械学習に使わないサービスかどうかの確認も必要です。2

会社が使ってよいと決めたサービスを使い、名前は「Aさん」のように置き換えてから貼ります。社内の決まりがまだ無い会社なら、生成AIの社内ルールの作り方で決める項目が分かります。

英文メールをAIで書く手順

  1. 伝えたいことを、一文に1つずつ日本語で書く。日付は曜日まで、時刻は午前・午後まで書く。
  2. 相手、目的、口調、長さを添えて、英語のメールとして書いてもらう。
  3. 英文と一緒に、段落ごとの日本語の説明を受け取る。
  4. 6つの点を元のメモと照らし、意味は日本語に訳し戻して比べる。
  5. 伏せた名前やアドレスは、送る前に自分で正しいものに入れ直す。
  6. うまくいった頼み方はメモに残して、次の英文メールでも使う。

日本語のメールそのものの書き方は、ビジネスメールのマナーで押さえられます。送る前の日本語の文章をAIに見てもらうなら、生成AIで文章を校正する頼み方も使えます。

注

  1. Google Workspace「ビジネスで効果を発揮するAIプロンプトの書き方」 ↩ ↩2 ↩3

  2. 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023年6月2日) ↩ ↩2 ↩3

  3. Anthropic「プロンプティングのベストプラクティス」(Claudeのドキュメント) ↩

  4. 出入国在留管理庁・文化庁「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」(2020年8月) ↩

  5. GOV.UK「Style guide: A to Z」(Dates、Times) ↩ ↩2 ↩3

出典・参考

この記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しました。執筆と監修は佐々木 航が担当し、公開した後も人が内容を確認しています。

執筆・監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

記事の中身の責任は編集部(執筆・監修者)が負い、AIは調べものと下書きの道具として使っています。くわしくはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら更新日を改め、記事の最後に何を直したかを書きます。

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