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資格の勉強計画 働きながら続ける選び方と、週ごとの時間割の作り方

来年取る資格は、何に使うかを先に決め、試験日から逆算して週の時間割に落とすと続けやすくなります。働く女性の勉強の壁になりやすい忙しさと費用への備えとして、時間の作り方と教育訓練給付の使い方も押さえます。

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資格の勉強計画 働きながら続ける選び方と、週ごとの時間割の作り方

この記事でわかること

  • 選ぶ順は「何に使うか」→「試験日」→「必要な時間」。人気の順位から選ばない。
  • 正社員の女性が挙げる勉強の壁は、仕事の忙しさ52.4%、家事・育児36.2%、費用26.7%。
  • 一般教育訓練の指定講座なら、受講料の20%(上限10万円)が修了後に戻る。
  • 週5時間なら24週で120時間。平日の30分と週末の90分を組み合わせる。
対象新人・若手

来年取る資格は、その資格を来年何に使うかを1行で書くところから選びます。使い道が決まれば試験日が決まり、試験日が決まれば、週に何時間を勉強に充てればよいかが計算できます。

働きながらの勉強は、途中で時間が足りなくなるのがいちばんの壁です。選び方と週ごとの時間割の作り方に、費用の一部が戻る国の制度も合わせて、年内に計画を立てる手順を順に並べます。

資格は、来年何に使うかから選ぶ

朝の明るい机で、紺のカーディガンを着た20代後半の女性が、週の予定表のマス目にペンで書き込んでいる。机には開いた教科書、ノート、コーヒーのカップ、観葉植物がある。
使い道を決めたら、1週間の時間割に勉強の時間を書き込むイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

人気の資格の順位から選ぶと、取ったあとに使う場面が思い浮かばず、勉強の途中で続ける理由を見失いやすくなります。先に使い道を決めましょう。使い道は、大きく3つに分けられます。

使い道 選び方の目安 バックオフィスでの例
今の仕事で使う 担当している業務の知識を、資格で裏付ける 総務なら衛生管理者、経理なら簿記
異動や転職で使う 行きたい部署や仕事の求人に書かれている資格を見る 人事・労務の求人に多い資格を調べる
副業や独立で使う その資格がないとできない仕事か、信頼の材料になるかを見る 独占業務のある国家資格か、民間の検定か

例に挙げた衛生管理者は、常時50人以上の人が働く職場で選任しなければならない資格です。1総務で働いていて、会社がその規模なら、取れば会社の義務を果たす役に立つ、という使い道がはっきりします。

同じ資格でも、会社によって取るべき種類が変わることがあります。衛生管理者なら、製造業や建設業、医療業、運送業などの職場では第一種の免許の人から選ぶ決まりで、それ以外の業種なら第二種の免許でも選べます。2自分の会社の業種で、どちらが要るかを先に確かめておきましょう。

使い道を書くときは「〇〇に使うために、〇〇を取る」の1行にします。この1行は、勉強に飽きたときに読み返す言葉にもなります。

決めたら、試験日と必要な時間を調べる

資格を絞ったら、試験を実施する団体の公式サイトで、次の4つを調べます。

  1. 試験日と、申し込みの期間
  2. 受験資格(実務の経験や講習が要るか)
  3. 出題範囲と、合格の基準
  4. 受験料

必要な勉強の時間は、出題範囲から見積もります。教材の章の数を数え、1章にかかる時間をざっくり決めて掛け合わせると、合計の目安が出ます。最初の2章を実際に解いてみて、見積もりと比べると、より実際に近づきます。

試験日から今日までの週の数で、合計の時間を割れば、1週間に必要な時間が出ます。これが、次の時間割の出発点です。

資格の選び方の図。1 使い道を1行で書く(〇〇に使うために〇〇を取る。今の仕事・異動や転職・副業や独立のどれか)。2 公式サイトで試験日と申し込みの期間、受験資格、出題範囲と合格の基準、受験料の4つを調べる。3 教材の章の数と1章の時間から必要な時間を見積もり、最初の2章を解いて比べる。4 必要な時間の合計を試験までの週の数で割って1週間の時間を出す。使い道の3つの型は、今の仕事で使う(担当業務の知識を裏付ける・総務なら衛生管理者、経理なら簿記)、異動や転職で使う(行きたい仕事の求人に書かれた資格を見る)、副業や独立で使う(その資格がないとできない仕事か・独占業務のある国家資格か民間の検定か)。衛生管理者は常時50人以上が働く職場で選任しなければならない資格。
資格は何に使うかから逆算して選ぶ。使い道の3つの型作成: 編集部 / 出典: e-Gov法令検索(労働安全衛生法施行令)

働きながら続ける壁は、時間と費用

厚生労働省の能力開発基本調査によると、令和6年度に自己啓発をした人は、女性で29.8%でした(男性は40.3%)。3自己啓発に問題があると答えた正社員の女性が挙げた理由は、「仕事が忙しくて余裕がない」が52.4%、「家事・育児が忙しくて余裕がない」が36.2%、「費用がかかりすぎる」が26.7%の順です。4

時間の壁は、使える時間がどこにあるかを先に知ると低くなります。総務省の社会生活基本調査では、雇われて働く25〜34歳の女性が、仕事のある平日に自由に使える時間は平均2時間47分でした。5この中から、勉強に回す時間を決めます。自由な時間の中身と見つけ方は、副業の時間の作り方で詳しく取り上げました。

週ごとの時間割を作る

1週間に必要な時間が出たら、平日と週末に振り分けます。平日は短い時間をこまめに、週末はまとまった時間を、という組み方が基本です。

曜日 時間 すること(例)
月〜木 30分ずつ 前の日の復習と、問題を数問
金 休み 遅れたときの予備の日
土 90分 新しい章を進める
日 90分 1週間分のまとめと、模擬問題

この組み方で1週間に5時間。試験まで24週あれば120時間になります。計算の例なので、見積もった合計の時間に合わせて、平日の時間や週末の時間を増やしたり減らしたりしてください。

続けるための工夫も、時間割に入れておきます。

  • 金曜日のような予備の日を週に1日置く。遅れを取り戻す日があると、1日休んでも計画が崩れない
  • 月に1回、進み具合を見直す日を決める。見積もりがずれていたら、その日に時間割を直す
  • テレワークの日がある人は、通勤がない分をその日の勉強に充てる
働きながら資格の勉強を続けるための図。自己啓発に問題があると答えた正社員の女性が挙げた壁は、仕事が忙しくて余裕がない52.4%、家事・育児が忙しくて余裕がない36.2%、費用がかかりすぎる26.7%(令和7年度能力開発基本調査)。令和6年度に自己啓発をした人は女性29.8%、男性40.3%。週5時間の時間割の例は、月〜木は30分ずつ復習と問題、金は予備の日、土は90分で新しい章、日は90分でまとめと模擬問題、24週で120時間。教育訓練給付で戻る額は、一般教育訓練が受講料などの20%(上限10万円)で修了の翌日から1か月以内に申請、特定一般教育訓練が40%(上限20万円)で条件を満たすと50%(上限25万円)、専門実践教育訓練が50%(年間上限40万円)で条件を満たすと70%・80%、特定一般と専門実践は受講開始の2週間前までにハローワークで受給資格の確認。
勉強の壁と週の時間割の例、教育訓練給付で戻る額作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省

費用は、教育訓練給付で一部戻ることがある

講座に通う費用は、国の教育訓練給付で一部が戻ることがあります。厚生労働大臣が指定した講座を修了すると、受講料などの一部がハローワークから支給される制度です。講座は3種類に分かれています。6

種類 戻る額 受講前の手続き
一般教育訓練 受講料などの20%(上限10万円) なし。修了の翌日から1か月以内に申請
特定一般教育訓練 40%(上限20万円)。資格を取って修了後1年以内に就職すると50%(上限25万円) 受講開始の2週間前までに、ハローワークで受給資格の確認
専門実践教育訓練 50%(年間上限40万円)。条件を満たすと70%、80%まで 受講開始の2週間前までに、ハローワークで受給資格の確認

一般教育訓練の給付は、雇用保険に入っていた期間が3年以上ある人が対象です。初めて受ける人は、当面1年以上あれば対象になります。対象になるのは入学料と受講料で、検定試験の受験料は含まれません。7

特定一般と専門実践は、受講の前に、訓練に対応したキャリアコンサルタントの面談を受け、ジョブ・カードを受け取ってから、ハローワークで手続きをします。8講座を申し込む前に、その講座が指定を受けているかを厚生労働省の教育訓練講座検索システムで調べ、手続きの順番も確認しておきましょう。

会社に資格手当や受験料の補助があるかも、人事に聞いておく価値があります。会社の制度と国の給付の両方を知っておくと、受講料の負担がどれくらいになるかを、申し込む前に計算できます。

取ったあとに使う場面も、先に書いておく

合格したあとに何をするかも、計画を立てるときに一緒に書いておくと、勉強の目的がぶれにくくなります。

  • 会社に資格を届け出る。資格手当の対象なら、申請の方法と締め切りを人事に聞いておく
  • 評価面談の自己評価に書く。何のために取り、仕事のどこで使ったかを1文で添える
  • 職場で使う。衛生管理者なら、会社が選任するときに名前が挙がるよう、上司に取ったことを伝える

自己評価への書き方は、評価面談の自己評価の書き方で文例と一緒に紹介しています。

12月のうちにやること

時間割は、手帳やカレンダーの来年1月のページに書き写しておきます。1月の最初の週から始めれば、勉強の時間がすでに予定として入っている状態で年が明けます。

この記事の制度と数字は、2026年10月27日時点の厚生労働省の案内と能力開発基本調査、総務省の社会生活基本調査、労働安全衛生法施行令によるものです。給付を受けられるかは、住んでいる地域を受け持つハローワークで確かめられます。

注

  1. 労働安全衛生法第12条、労働安全衛生法施行令第4条 ↩

  2. 労働安全衛生規則第7条第1項第3号 ↩

  3. 厚生労働省「令和7年度能力開発基本調査 調査結果の概要」個人調査(3)自己啓発の実施状況 ↩

  4. 厚生労働省「令和7年度能力開発基本調査 調査結果の概要」自己啓発を行う上での問題点(正社員・男女別、複数回答) ↩

  5. 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」第14-3表。雇用されている人の仕事のある日の総平均時間(3次活動) ↩

  6. 厚生労働省「教育訓練給付制度」。特定一般と専門実践の割合は令和6年10月以降に開講する講座のもの ↩

  7. 厚生労働省「一般教育訓練の『教育訓練給付金』のご案内」 ↩

  8. 厚生労働省「特定一般教育訓練の『教育訓練給付金』のご案内」「専門実践教育訓練の『教育訓練給付金』」 ↩

出典・参考

この記事は、下の監修者が内容を確認しました()。

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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