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賀詞交換会のマナー 初めて出る人の服装、名刺、会話の入り方

賀詞交換会に初めて出る人へ。服装、持ち物、名刺交換のあとの会話の入り方を、公式の案内に書かれていることと慣習に分けて説明します。付き添いで出る人と、参加を手配する総務の人の段取りも載せています。

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賀詞交換会のマナー 初めて出る人の服装、名刺、会話の入り方

この記事でわかること

  • 服装と名刺に公的な決まりはなく、慣習。案内に書かれた服装と持ち物に従い、書かれていなければ仕事の服装で、名刺は多めに持つ。
  • 受付から退出までの流れと、名刺交換のあとに会話に入る一言を、場面別の例文で示した。避けたい話題も添えた。
  • 参加を手配する総務の人に向けて、案内4件の会費と申込のしめ切りを表で比べ、当日までの段取りを7つに分けた。
対象総務新人・若手

賀詞交換会は、新年のお祝いをかねて、会員どうしが顔を合わせ、交流や情報交換をする会です。橿原商工会議所の案内は、企業の規模や業種にとらわれず、会員同士が交流する場として開くと書いています。1

初めて出るなら、押さえることは3つです。服装は案内に書かれていればそれに従い、なければ仕事の服装で。名刺は多めに持って、話は名刺を渡す一言から始めます。

どれも法令や公的な決まりではなく、慣習です。会や地域によって違います。代表や上司の付き添いで初めて出る人も、参加の手配を任された総務の人も、慌てなくて大丈夫です。

公式の案内は、服装より会費と締切を細かく書いている

初めてだと、会の様子が思い浮かびにくいものです。そこで、公開されている案内を読みました。橿原商工会議所、鹿島商工会議所、東京商工会議所練馬支部、長岡市の4件を、同じ項目で並べます。234

明るいホテルの宴会場で、紺のジャケットの女性と年配の男性が軽くお辞儀をして名刺を交換している。まわりには丸い立食テーブルと、歓談する人たちが遠くに見える。
立食の会場で、名刺を交換する二人イラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
案内 日時(案内の年) 会費 申込のしめ切り 服装・名刺の記載
橿原商工会議所 2027年1月8日(金)11時〜13時 5,000円(税込) 12月7日(月) 立食形式。服装はご随意。名刺は名札用に持参
鹿島商工会議所 2026年1月5日(月)17時〜18時30分 5,000円(名簿代・飲食代を含む) 2025年12月8日(月) 記載なし
東京商工会議所練馬支部 2026年1月23日(金)17時〜19時 12,000円(税込) 2025年12月25日(木)。受付は12月5日から 立食形式の懇親会。参加券を受付で提示。服装の記載なし
長岡市 2026年1月5日(月)11時30分〜正午 500円 事前申込は終了、当日受付あり 内容に名刺交換等。服装の記載なし

この4件では、会費が500円から12,000円までと、主催者や会場で大きく違います。ほかの3件は2026年1月に開かれた会の案内で、橿原だけが来年1月の案内です。日程や会費は年ごとに変わるので、出る会の最新の案内で見てください。

表の「記載なし」は、案内ページの本文に書かれていない、という意味です。添付の申込書までは読んでいません。

目を引くのは、服装に触れていたのが橿原の1件だけで、それも「服装はご随意でお越し下さい」の一言だったことです。名刺については、橿原が「名札用として使用させていただきますので当日名刺をご持参ください」と書き、長岡は内容に「参加者同士のあいさつ・交流(名刺交換等)」を挙げています。

会の名前も、案内ごとに違います。鹿島と練馬は「交歓会」、長岡は「交換会」です。橿原はページの題が「新年賀詞交歓会」で、サイトのメニューには「新年賀詞交換会」とあります。瀬戸市は「新年祝賀式並びに名刺交換会」の名前で案内していました。5二つの書き方の違いを説明した案内は、読んだ範囲では見つかりませんでした。申込書やお礼のメールでは、案内の書き方に合わせておくと無難です。

服装は案内の言葉が先で、なければ仕事の服装で

案内に服装が書いてあれば、その言葉に従います。書いていなければ決まりはないので、一般的には、ふだん仕事で着ているスーツやジャケットの装いで出ると安心です。式典のある会では、来賓や会の役員が前に並びます。その場にいて浮かない服装、という考え方です。

「服装はご随意で」という案内は、指定はしない、という意味です。どこまで崩してよいかまでは、案内から分かりません。迷うときは、同行する代表や上司に聞く、案内にある事務局の連絡先に問い合わせる、前の年に出た人に聞く、の3つが近道です。付き添いで出るなら、上司の服装を前の日までに聞いておくと、並んだときにちぐはぐになりません。

立食の会には、服装そのもの以外にも気をつけたいことがあります。2時間近く立ったままの会もあります(橿原は11時から13時、練馬は17時から19時)。歩きやすい靴にしておくと、後半も楽です。

片手にグラスや皿を持つので、バッグは肩にかけられるものか、小さめのものが動きやすくなります。冬の会では、会場によってコートを預かってもらえることがあります。案内に載っていなければ、受付で尋ねれば済みます。

持ち物は、名刺を多めに

立食は、歩きながら何人もの人と交換する場です。名刺の枚数に決まりはありません。ふだんの訪問より多めに入れておくと、足りなくなる心配がなくなります。名札に使うからと名刺の持参を求める案内(橿原)もあるので、そのぶんも数えておきます。

交換の順番や渡し方は、名刺交換のマナー 先に渡すのは誰か、受け取った名刺はいつしまうかに書いています。名刺を切らしたときの一言も同じ記事にあるので、ここでは繰り返しません。

肩書きと所属が、いまのものかどうかは見ておきたいところです。古いままの名刺を渡すと、相手があとで連絡するときに迷います。

当日の流れは、受付から退出まで5つの場面

案内に載っている内容を並べると、おおまかな流れは、受付、式典、交流、終了です。橿原は挨拶、来賓紹介、交流会の順で、長岡は年頭のあいさつのあとに参加者同士の交流を置いています。瀬戸市は、2階のホールで新年祝賀式を開いたあと、4階の多目的ホールで名刺交換会を開く二段の案内でした。

図解。左は当日の流れ5場面。1受付(橿原は開会30分前に受付開始、事前振り込みを頼む会、参加券を見せる会がある)、2式典(挨拶や来賓紹介を聞く時間。名刺交換はこのあとの交流の時間に置く案内が橿原・長岡・瀬戸にある)、3乾杯・歓談(お酒が出る会は車で来ない、体調が優れない日は参加を控える)、4交流・名刺交換(グラスと皿を置いてから交換し、名刺に書かれたことを一つ拾って一言から話す。目安)、5退出(終了時刻は案内で見る。上司と世話をする人に一言。名刺は会社に戻ってから整理。目安)。右は持ち物と服装のチェックリスト7項目。下は案内4件の比較で、会費は500円から12,000円、申込締切は12月7日から25日、服装の記載があったのは4件中橿原の1件だけ。
賀詞交換会の当日の流れと、場面ごとの気をつけること、持ち物作成: 編集部 / 出典: 橿原商工会議所・鹿島商工会議所・東京商工会議所練馬支部・長岡市・瀬戸市の公式の案内

受付は、早めに着くと楽です。橿原の案内は、受付の開始が会の始まる30分前で、「当日受付が大変混雑いたします」と書いて事前の振り込みを頼んでいます。練馬支部は、開催の1週間前ごろに届く参加券(ハガキ)を、受付で見せるよう案内していました。

式典は、聞く時間です。名刺交換を内容に挙げていた橿原、長岡、瀬戸の案内では、いずれも挨拶や式典のあとの交流の時間に置いています。式典の最中に席を回って名刺を配る必要はありません。

お酒が出る会では、案内が車の運転を控えるよう求めています。橿原は「お車の運転はご遠慮下さい」と書き、長岡は飲酒運転を「絶対にしないよう」お願いしています。長岡はさらに、体調が優れない場合は参加を控えるよう呼びかけていました。

退出の時刻は、案内に書かれています(橿原は13時終了予定)。時刻になったら、同行の上司と、会を世話している人に、短くお礼を言って帰ります。受け取った名刺は、帰り道ではなく、会社に戻ってから整理します。

立食では、名刺を渡す一言が会話の入口になる

初対面の人に、何と話しかければいいのか。そんな不安はありませんか。

答えは、名刺の中にあります。受け取った名刺には、社名、部署、肩書き、所在地が書かれています。そのうち一つに触れれば、自分から話題を探さなくても、話が始まります。

立食では、商談の席のようにテーブルへ名刺を並べられません。片手にグラスや皿を持ったままだと、両手で渡すこともできません。名刺を出す前に、持っているものを近くのテーブルへ置いておきます。受け取った名刺は、会話が一区切りするまで、名刺入れの上に載せておくのが一般的です。

名刺交換の直後

渡すときは、会社名と名前に、来た理由をひとこと足します。付き添いなら「代表の付き添いで参りました」と言えば、相手は、この人が誰の連れで、何の担当かをすぐ思い浮かべられます。受け取ったあとは、名刺に書かれたことを一つ拾います。

初めての参加なら、そのまま伝えるのも一つの手です。教えてもらえることが増えます。

顔見知りに会ったとき

「あけましておめでとうございます」の挨拶は、会の名前に新年とあるので、そのまま使えます。続けて、昨年の仕事のお礼を一つ添えると、挨拶が具体的になります。

上司を紹介するとき

社外の人に自分の上司を話すときは、名前に敬称をつけません。文化庁の敬語の指針は、取引先の人に自分の上司の話をするとき、「田中」と呼ぶことに問題はなく、「部長の田中」と職階をつけて言うこともできると説明しています。一方、「田中部長」は身内として扱う言い方にならないので、不適切だとしています。6指針は、「弊社の部長」という言い方も挙げています。

順番は、自分の側の人から先に紹介するのが一般的です。紹介が終わって上司と相手が話し始めたら、付き添いは一歩下がります。

会話を切り上げるとき

話がはずむと、離れるきっかけを見失いがちです。切り上げるときは、お礼と、次にすることをひとこと言います。ほかの人に挨拶へ行く、上司のところへ戻る、といったことです。あとで連絡したい相手には、その一言も添えます。

避けたい話題は、答えにくいことと、ほめすぎ

初対面の相手との会話で避けたい話題は、決まりではなく、相手が答えにくいかどうかで考えます。年齢や家族のような私的な話題を避ける理由は、仕事始めの挨拶 例文 社長・上司が朝礼で話す長さと内容、避けたい話題に詳しく書きました。

見落としやすいのが、服装や持ち物をほめることです。敬語の指針は、講演会の講師のネクタイをほめてよいかという問いに、相手の持ち物や容姿をほめるのは、基本的には家族や友人のように親しい人どうしのこと、と答えています。それほど親しくない人をほめると、なれなれしいと思われることがある、という説明です。7初対面が多い賀詞交換会でも、相手の服装より、名刺に書かれた仕事の話のほうが進めやすいでしょう。

仕事の話そのものは、会の目的に入っています。橿原の案内は、交流会を「新年挨拶・名刺交換・情報交換・販路拡大等の機会としてご活用ください」と説明しています。ただ、名刺を渡してすぐ長い売り込みを始めると、相手はほかの人に挨拶に行けなくなります。短く話して、「改めてお時間をいただけますか」と次の約束につなぐほうが、相手も受け止めやすいはずです。

代わりに話しやすいのは、昨年の仕事のお礼、今年の予定、会場や進行のように、その場の全員が見ているものです。

図解。上は場面別の一言の表。名刺交換の直後(会社名と名前に来た理由を添え、名刺に書かれたことを一つ拾う)、顔見知りへ(新年の挨拶と昨年のお礼)、上司の紹介(社外の人には部長の〇〇と敬称をつけず、自分の側の人から先に)、切り上げ(お礼と次にすること)。中は避ける話題(年齢・年収・家族、相手の服装や容姿をほめる、悪口、長い売り込み)と言い換え(昨年のお礼、名刺に書かれた仕事の話、会場や進行の話、次の約束につなぐ)。下は敬語の指針の呼び方の説明。
場面別の一言の例と、避けたい話題の言い換え作成: 編集部 / 出典: 文化庁「敬語の指針」

参加を手配する総務の段取り

手配で気をつけたいのは、会の当日より、申込と会費のほうです。締切が分かる3件は、12月7日、8日、25日でした。

  1. 案内が届いたら、参加できる人の条件を見ます。橿原は、会員であれば代表者、管理職、営業職など立場を問わないと書いています。練馬は支部の会員限定でした。
  2. 申込と会費の締切を、同じ日にカレンダーへ入れます。橿原は、締切後の申込は当日配る名簿に載らないことがあるとしています。
  3. 参加者の名前と肩書きを、案内の書式どおりに記入します。橿原の申込フォームは、役職名などを省略せずに書くよう求め、名簿では法人名を「(株)」などと略すとしています。
  4. 会費の払い方を決めます。橿原と鹿島は事前の振り込みで、振込手数料は申し込む側の負担です。
  5. キャンセルの条件を見ます。鹿島は締切後のキャンセルでも参加料を返さず、橿原は事前の連絡がない欠席の会費を返しません。長岡は、中止の場合も会費を返さず、名簿を郵送するとしています。
  6. 参加者の名刺を見ます。肩書きが古い人や、枚数が少ない人には、早めに伝えます。
  7. 当日の行き方を決めます。長岡は公共交通機関の利用を求め、橿原と長岡は、お酒が出るので車で来ないよう案内しています。

領収書の受け取り方も、案内ごとに違います。鹿島は希望者に名簿引換券と一緒に郵送し、練馬はインボイスに対応した領収書を会のあとにメールアドレスへ送ると書いていました。

会の翌日の一通で、名刺が仕事につながる

名刺は、交換しただけではまだ仕事になりません。その日のうちか翌営業日に、お礼の連絡を送っておくと、次のやり取りが始めやすくなります。送る時期の目安と、名刺を会社の情報として扱う決まりは、名刺交換のマナーに書きました。年始の挨拶を兼ねるなら、年末年始の挨拶メールの例文 休業のお知らせはいつ、誰に送るかの年始の文例が使えます。

名刺の裏には、会の名前、日付、話した内容を書き留めておきます。相手の前ではなく、会場を出てからです。付き添いで出たなら、誰とどんな話をしたかを1枚のメモにして、上司に渡します。

会のあとも話を続けられる人は、次の会に、付き添いではなく自分の名前で呼ばれるかもしれません。

この記事は、2026年10月28日に、各主催者の公式ページと文化庁「敬語の指針」で確認した内容です。日程や会費は年ごとに変わるので、出る会の最新の案内もあわせて見てください。

注

  1. 橿原商工会議所「新年賀詞交歓会」(2027年1月8日開催分の案内ページ) ↩

  2. 鹿島商工会議所「令和8年 新年賀詞交歓会のご案内 (令和8年1月5日開催)」(2025年11月21日) ↩

  3. 東京商工会議所「【練馬支部会員限定】2026年新年賀詞交歓会」(イベント番号206619) ↩

  4. 長岡市「令和8年新年賀詞交換会」(2025年12月11日更新) ↩

  5. 瀬戸市「令和8年新年祝賀式並びに名刺交換会について」(2025年10月24日更新) ↩

  6. 文化庁「敬語の指針」(2007年2月2日・文化審議会答申)第3章第3の2「ウチ・ソト」の関係における問題(問24) ↩

  7. 文化庁「敬語の指針」第3章第3の3「ねぎらい」と「褒め」の問題(問28) ↩

出典・参考

この記事は、下の監修者が内容を確認しました()。

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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