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開店祝い・移転祝いの贈り方 取引先へ出す花の相場と立札の書き方・時期

取引先から開店や事務所移転の案内が届いたとき、総務は何を決めるか。贈る時期、胡蝶蘭・スタンド花などの種類と金額の目安、立札の書き方、避ける品、社内の段取りと交際費等の扱いを2026年10月時点でまとめました。

公開 約10分ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆チェック済み
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開店祝い・移転祝いの贈り方 取引先へ出す花の相場と立札の書き方・時期

この記事でわかること

  • 日本郵便の案内では、開店祝いは前日までに届くように、移転祝いは移転完了の前日から2週間以内が目安です。先に受け取れる日と置き場所を相手に確かめます。
  • 花の相場に公的な統計はなく、日本郵便の案内に5千円〜3万円(開店・現金)や3〜5万円(取引先の移転)の目安があります。自社の規程で段を決めます。
  • 取引先への贈答は交際費等です。1万円以下の特例は飲食費だけで、花は当たりません。立札の字と請求書を残します。
対象総務営業事務実務

取引先の営業担当から「来月、事務所を移転します」「新店を開きます」という案内が届くと、総務には「いつ、何を、いくらで、どう書いて贈るか」という問いが回ってきます。開店祝いや移転祝いには、法律のような決まりがほとんどなく、慣習で動く分野です。この記事では、日本郵便の案内と国税庁の資料で確かめられる範囲を示しながら、贈る時期・花の種類・金額の目安・立札の書き方・避ける品・社内の段取り・経理の扱いをまとめます。

案内が届いたら総務が答える5つのこと

営業担当や上司に聞かれるのは、おおむね次の5つです。

  1. いつまでに贈るか
  2. 何を贈るか(花か、品物か)
  3. いくらにするか
  4. 立札・名札に何を書くか
  5. 避けた方がよい品はあるか

あわせて、総務としては「社内の誰が決めるか」と「経理でどう処理するか」も決めておく必要があります。以下、この順に書きます。なお、のしの表書きや水引の基本はのしの書き方 表書き一覧と水引の種類・名入れ・内のしと外のしの使い分けで扱っています。この記事は、その中でも花を贈る場面に絞ります。

贈る時期 前日までに届けるのが目安

日本郵便(郵便局のネットショップ)の案内には、時期について次のような説明があります(2026年10月24日確認)。

場面 案内にある時期 出典
開店・開業 少し前から当日にかけて。オープン前日までに届くように 開店・開業祝いとは
開店・開業(法人向けの案内) 1週間前から前日までを目安に。当日以降は忙しくなりがち 「ありがた迷惑」にならない開店・開業祝いとは
移転 移転完了の前日から2週間以内がよい。知らせが遅れたら、連絡を受けてから早めに 移転祝いとは

開店祝いは「前日まで」と書かれているので、当日の午前に届ける形にはせず、前日までに着く日を相手と決めるのが無難です。当日は、お客さまの出入りや準備で受け取る側が忙しくなる、というのが案内の理由です。保管や運ぶ手間をかけさせない、という考え方です。

移転祝いは、移転が終わってから届くことも多く、開店ほど日がせまくありません。取引先がまだ荷ほどきの途中でも、案内の目安は「完了の前日から2週間以内」です。

花の種類と置き場所 受け入れを先に確かめる

日本郵便の案内では、開店祝いは花、とくにフラワーアレンジメントやスタンド花が定番とされています。取引先の移転祝いでは、花や観葉植物が定番で、置く場所で選ぶ種類が変わると説明されています。

種類 向いている場所 気をつけること
スタンド花 店先、広い受付ロビー 立札で贈り主を示せる。ビルや施設が受けない場合がある
胡蝶蘭 机や棚の上 置き場所があるか。移転祝いでは新しいオフィスで確認
アレンジメント 受付、机の上 水替えの手間や大きさ
観葉植物 床に直接置ける 落ち着いた店や事務所向き
プリザーブドフラワー・壁掛けグリーン 場所をとらない所 水やりが要らず、手入れの負担が少ない
カタログギフト・実用品 事務所の開業・移転 勝手に選ばず、希望を聞くかカタログで

店と事務所では、好まれる雰囲気が違います。同じ案内では、お店は贈り主をアピールできる華やかなもの、事務所は落ち着いた雰囲気のものや、花ならプリザーブドフラワーなど、飾りやすく邪魔になりにくいものが無難とされています。

スタンド花を断られることがある

スタンド花や大きな胡蝶蘭は、商業施設や貸しビルの中に入る店・事務所では、搬入の時間や置ける場所が決まっていることがあります。これは施設ごとの運用なので、私たちが外から判断できません。搬入できるか、受付に預けてよいかを、相手か営業担当に前もって確かめます。

金額の目安 公的な統計はなく、案内にも幅がある

開店祝い・移転祝いの金額に、国や公的な機関が決めた基準や統計は見つかりませんでした。そこで、出典を示せるものとして、日本郵便の案内の数字を並べます。

図解。贈る時期: 開店・開業は少し前から当日にかけて前日までに届くように、法人向けの案内では1週間前から前日まで、移転は完了の前日から2週間以内。花と品の種類: スタンド花、胡蝶蘭、アレンジメント、観葉植物、プリザーブドフラワー・壁掛けグリーン、カタログギフト・実用品。金額の目安(日本郵便の案内): 開店祝い(現金)5千円〜3万円、移転祝い取引先3〜5万円、それ以外1〜2万円、身内2〜3万円、友人数千円。避けるもの: 赤い花、ライター・灰皿、火を使う品。事前の確認: 置き場所、ビル・施設の受け入れ、届ける日時。祝わないとき: 事業縮小の移転など。
開店・移転祝いの早見表。贈る時期・花の種類・金額の目安と避けるもの作成: 編集部 / もとの資料: 日本郵便 郵便局のネットショップ お役立ちコラム
場面 案内にある目安 出典・注意
開店祝い 5,000円〜3万円程度 「お金をお渡しする場合」の文で、立場によって変わるとされる
移転祝い 取引先 3〜5万円 身内は2〜3万円、友人は数千円、それ以外は1〜2万円程度

二つの案内で、取引先に当たる数字が違います。開店祝いの方は現金の例で、移転祝いの方は取引先を明示しています。どちらも、お店の案内としての一般的な目安で、これが相場だと断定できる統計ではありません。移転祝いの案内には「あまり高額すぎるお祝いもかえって相手に負担をかける」とも書かれています。

胡蝶蘭やスタンド花そのものの価格は、花店の価格表や見積もりで確かめるのが確実です。ここに載せた数字は、花店の価格ではなく、日本郵便が案内している贈答の金額の目安であることに注意してください。

自社の規程で段を決める

毎回、金額を相場から探すと担当者によってばらつきます。取引額や関係の深さで段を決めておく方法があります。

相手 例 金額
主要な取引先の開店・移転 取引額が大きい、役員同士の付き合いがある 段A 〇円
通常の取引先 継続して取引がある 段B 〇円
取引が少ない・新しい相手 営業担当が判断 段C 〇円、または贈らない

〇円には、案内にある幅と、過去の実績、年間の予算を並べて決めます。同じ取引先から、開店と移転が続いたときの扱いも書いておくと、重ねて贈るかどうかで迷いません。

立札・名札の書き方 祝い言葉と贈り主の2つ

立札(名札)は、花に付ける札です。店先に贈り主の名前を付けたスタンド花が並ぶと人気があるように見える、と日本郵便の案内にも書かれており、贈り主を示す役割があります。

書き方に公的な決まりはなく、一般的な例は次のとおりです。書式は花店が決めていることが多く、会社名や氏名の字を正しく伝えれば、仕上がりは花店が整えてくれます。

図解。立札の見本4つ。開店・開業祝い: 右に祝 御開店、中央寄りに株式会社〇〇、左端に代表取締役 山田太郎。移転祝い: 祝 御移転と同じ並び。会社名だけ: 祝 開業と株式会社〇〇。宛名札(贈り先): △△株式会社 御中。下段左は祝い言葉の例(店の開店は祝 御開店・御開店御祝、事務所・会社の開業は祝 開業・祝 御開業、移転は祝 御移転・御移転御祝、リニューアルは花店に確認)。下段右は花店に伝える前に確かめること(相手の会社名・店名、自社の会社名・肩書き・氏名、届け先の住所と受け取りの日時、祝い言葉、名札なしにするか)。どれも慣習で公的な決まりはない。
開店・移転祝いの立札と宛名札の書き方の見本。祝い言葉と贈り主作成: 編集部 / もとの資料: 一般的な慣習(編集部がまとめた例)・日本郵便「開店・開業祝いとは」

祝い言葉(表書き)

場面 一般的な書き方
店の開店 祝 御開店 / 御開店御祝
事務所・会社の開業 祝 開業 / 祝 御開業
事務所・店舗の移転 祝 御移転 / 御移転御祝

日本郵便の案内には、開店・開業祝いの表書きとして「御開店御祝」の例があります。それ以外の言葉は一般的な書き方の例なので、花店が用意している言葉の一覧から、案内状の文面に合うものを選ぶと間違いません。リニューアルや改装のときの言葉も、花店に聞けば候補を出してくれます。

贈り主の書き方

  • 会社名だけ(会社として出す)
  • 会社名と代表者名(会社名を小さく、肩書きと氏名を並べる)
  • 会社名と、担当部署の役職者の氏名

札は縦書きで、右に祝い言葉、左に贈り主を書くのが一般的です。会社名は「株式会社」を前に付けるか略すかも含め、正式な名称で伝えます。肩書きと氏名は、漢字を電話で読み上げて確かめるか、メールで文字を送ります。字は聞き間違えやすいので、メールの方が安全です。

相手の名前の書き方

立札に書くのは贈り主が基本で、相手の名前は、花に付ける宛名札や配送の伝票に書くことが多いようです。会社あてなら「御中」、個人あてなら「様」を付けます。店名や屋号は、案内状に書かれた表記のとおりに写します。

避ける品 火事や赤字を連想させるもの

日本郵便の案内は、開店・開業祝いで贈ってはいけないものとして、火事や赤字を連想させてしまうものを挙げ、例に赤い花、ライター、灰皿を示しています。一般的には、火を使う品や、赤い色が目立つ花束は避けるとされます。

避けるとされるもの 理由として言われること 総務の対応
赤い花 赤字・火事の連想 白やピンク、黄などの花に。立札の色も確認
ライター・灰皿・キャンドル 火事の連想 贈らない
事業縮小の移転に祝い めでたくない移転に贈ると嫌みになる 営業担当に事情を確かめる

鉢植えは「根付く」という言葉から、病気の見舞いでは避けると言われることがあります。ただ、これは見舞いの慣習の話です。日本郵便の開店祝いの案内では、落ち着いた店向けに、鉢植えの観葉植物を例に挙げています。開店・移転祝いで鉢植えを避けるかどうかは、会社や相手の考え方で違うので、相手の好みが分からなければ、営業担当に聞いてから決めます。

どれも慣習で、会社や地域によって考え方が違います。相手の業種や、社内の規程にある「避ける品」の一覧と合わせて確かめてください。

社内の段取り 案内状から台帳まで

案内状を受け取ってからお礼状の管理までを、手順にすると次のとおりです。

図解。手配の流れ6段階: 案内を受ける、贈るか決める、受け入れを確かめる、花店に頼む、届いたか確かめる、記録する。下段は3区画: 社内で決めておくこと(贈る範囲・金額の段・名義・決裁者・発注先)、記録する項目、経理の扱い(取引先への贈答は交際費等 No.5260・措置法通達61の4(1)-15、1万円以下の特例は飲食費だけで花は当たらない No.5265、損金の枠 No.5265、請求書等の保存 No.6496)。
取引先の開店・移転の案内を受けてから、記録と経理までの6つの手順作成: 編集部 / もとの資料: 国税庁タックスアンサー・租税特別措置法関係通達
  1. 案内を受ける: 営業担当から総務に連絡。開店日・移転日・住所・相手の正式名称を控える
  2. 贈るか決める: 取引の深さで段を決め、稟議。事業縮小の移転でないか営業に確認
  3. 受け入れを確かめる: 届ける日時、置き場所、スタンド花を受けるかどうかを相手かビルに
  4. 花店に頼む: 種類・金額・立札の字・宛名札・届け日を伝え、見積書をもらう
  5. 届いたか確かめる: 前日までに届いたかを、営業担当か相手に聞く
  6. 記録する: 贈った品・金額・名義、お礼状や返礼の有無を台帳に。請求書と領収書を保存

台帳には、相手の会社名、案内の日付、開店・移転の日と場所、贈った品・金額・名義、届けた日、お礼状の有無、決裁者と支払日を書きます。相手からお礼状や内祝いが届いたら、台帳に書き足します。日本郵便の案内には、お祝いをもらった側が、お礼状や半額程度の内祝いを贈るという考え方があります。贈る側としては、返礼がなくても失礼とは考えず、お礼状が届いたときの返事は、お歳暮・お中元のお礼状の書き方 ビジネスの例文とお返し・辞退の伝え方と同じ要領で、短く済ませます。

訃報など弔事の花を手配する場面は、辞退や宗教の確認が加わるので別の記事にまとめています。供花の手配 会社から送るときの名札の書き方と費用・辞退されたときの扱いは、名札の見本の考え方が共通するので、あわせて読むと役立ちます。

経理の扱い 取引先への贈答は交際費等

ここからは、2026年10月時点の国税庁の資料で確かめられる範囲です。

項目 内容 根拠
交際費等とは 得意先・仕入先など事業に関係のある者への接待、供応、慰安、贈答などの支出 タックスアンサーNo.5260・5265
取引先の慶弔・禍福の金品 原則として交際費等に含まれる 租税特別措置法関係通達61の4(1)-15(3)
1万円以下の飲食費の特例 飲食等に要する費用で、1人あたり1万円以下のもの。飲食費だけが対象 タックスアンサーNo.5265
損金算入の枠 資本金1億円以下の法人などは、年800万円(事業年度の月数で按分)までの部分を損金にできるなど、法人の区分で計算が違う タックスアンサーNo.5265
請求書等の保存 仕入税額控除を受けるには、帳簿と請求書等の保存が必要 タックスアンサーNo.6496

取引先の開店祝い・移転祝いは、通達に挙がっている「得意先、仕入先等社外の者の慶弔、禍福に際し支出する金品等の費用」に当たるものとして扱うのが一般的です。1万円以下の特例は飲食費だけなので、花や胡蝶蘭の代金は当たりません。花に添えて、お祝いの会食やパーティの費用を出すなら、その飲食費は特例の要件を満たすかを別に見ます。

勘定科目は、交際費として台帳と同じ名前で出金伝票に書き、請求書の日付・宛名・金額・内容を確かめます。消費税の扱いや、期末の資本金による損金算入の枠は、会社の状況で変わります。顧問の税理士か所轄の税務署に確かめてください。

今日からできること

  1. 過去の開店・移転祝いの実績(相手・品・金額・名義)を書き出す
  2. 取引の深さ別の段と金額を、慶弔規程か手順書に書く
  3. 贈らない場合(事業縮小・取引が少ない相手など)の判断の基準を決める
  4. 花店を決め、立札の字を伝えるメモの様式と、依頼メールの文例を作る
  5. 避ける品の一覧(赤い花・火を使う品など)を、営業担当と共有する
  6. 台帳の項目を決め、経理と勘定科目をそろえる

開店祝い・移転祝いの扱いは、会社や地域、相手の業種で違います。この記事の内容は2026年10月時点の一般的な慣習と、日本郵便・国税庁の資料で確かめられた範囲の例です。税の個別の判断は、税理士や所轄の税務署に確かめてください。

よくある質問

Q開店祝いの花は、開店の当日に届けてもよいですか。

A日本郵便の案内は、開店・開業の少し前から当日にかけて贈るとしつつ、オープン前日までに届くようにすると書いています。法人向けの別の案内では、当日以降は忙しくなりがちなので、1週間前から前日までを目安にしています。届ける日は、配送を頼む前に相手に確かめます。

Q取引先の移転が、事業を縮小するための移転だったらどうしますか。

A日本郵便の案内は、事業縮小に伴うめでたくない移転には祝いを贈らず、盛大に花を贈ると嫌みになりかねないと注意しています。案内状の文面だけで分からなければ、営業担当に相手の状況を確かめてから決めます。

Q花の金額は、いくらにすればよいですか。

A公的な統計や決まりはありません。日本郵便の案内には、開店祝いが5千円〜3万円程度(お金の場合・立場で変わる)、取引先の移転祝いが3〜5万円という目安が出ています。案内ごとに幅が違うので、自社の取引の深さに合わせた段を規程に書くと迷いません。

Q開店祝いの花は経理でどう処理しますか。

A取引先など社外の人の慶弔、禍福に際して出す金品は、法人税では交際費等に含まれます(租税特別措置法関係通達61の4(1)-15)。1人あたり1万円以下の飲食費の特例は飲食費だけが対象で、花は当たりません。個別の判断は税理士か所轄の税務署に確かめてください。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月24日)

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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