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転職で年収は上がる?雇用動向調査では増えた人4割、減った人3割

2025年に転職した人のうち、前の勤め先より賃金が増えたのは40.8%、減ったのは31.0%でした。年代と男女で分けると、30〜34歳の女性は減った人が38.5%と、同じ年代の男性のほぼ2倍になります。

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転職で年収は上がる?雇用動向調査では増えた人4割、減った人3割

この記事でわかること

  • 2025年の転職で、賃金が上がった人は10人に4人、下がった人は10人に3人。
  • 30〜34歳の女性は38.5%が下がり、同じ年代の男性19.3%のほぼ2倍。
  • 下がった30〜34歳の女性のうち、4人に1人はフルタイムからパートへ移った人。
  • 上がった人が下がった人を上回るのは、2022年から4年連続。

転職すれば、お給料は上がるのでしょうか。

厚生労働省の雇用動向調査によると、2025年に転職した人のうち、前の勤め先と比べて賃金が増えた人は40.8%、変わらない人は25.5%、減った人は31.0%でした。1上がる人のほうが多いとはいえ、10人に3人は下がりました。

ただ、この割合は年代と男女でかなり動きます。20代後半から30代前半の女性なら、見ておきたい行がいくつかあります。

20代は半分が上がり、50代で逆になる

夕方、大きな窓から街の明かりが見える部屋で、ピンクのニットの女性が木のテーブルに座り、白い無地の封筒を両手に1通ずつ持って見比べている。テーブルには紅茶のカップとノートとペンがあり、左にはスタンドの明かりと観葉植物。文字やロゴはない。
前の勤め先と比べて、賃金は増えたか減ったかイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

年代で分けると、20代は増えた人が5割前後います。20〜24歳は55.2%、25〜29歳は49.8%。30代と40代は40%台で、50〜54歳になると29.4%まで下がり、減った人の42.0%を下回ります。160〜64歳では、減った人が54.3%と半分を超えました。

男女で分けると、20代後半から30代前半で差が開きます。

厚生労働省の令和7年雇用動向調査から、2025年に転職した人が前の勤め先と比べて賃金が減った割合を左、増えた割合を右に伸ばした棒で、年代ごとに女性と男性を並べた図。全年齢は女性が増えた41.3%・減った30.4%・変わらない26.3%、男性が40.4%・31.7%・24.6%。19歳以下は女性が増えた75.6%・減った4.9%・変わらない16.6%、男性が55.5%・22.4%・19.3%。20〜24歳は女性が増えた54.0%・減った17.9%・変わらない23.0%、男性が56.5%・17.1%・16.5%。25〜29歳は女性が増えた43.3%・減った25.8%・変わらない29.9%、男性が57.4%・21.7%・19.4%。30〜34歳は女性が増えた42.7%・減った38.5%・変わらない16.5%、男性が54.5%・19.3%・25.1%。35〜39歳は女性が増えた41.7%・減った22.9%・変わらない29.6%、男性が45.2%・24.8%・26.7%。40〜44歳は女性が増えた48.3%・減った28.1%・変わらない23.2%、男性が40.5%・26.5%・26.4%。45〜49歳は女性が増えた41.5%・減った33.2%・変わらない24.5%、男性が40.5%・24.7%・34.2%。50〜54歳は女性が増えた31.3%・減った41.1%・変わらない26.7%、男性が26.2%・43.3%・26.8%。55〜59歳は女性が増えた30.8%・減った37.8%・変わらない29.8%、男性が19.7%・40.2%・36.5%。60〜64歳は女性が増えた27.3%・減った40.6%・変わらない31.5%、男性が17.0%・63.3%・19.4%。65歳以上は女性が増えた22.8%・減った32.7%・変わらない41.3%、男性が21.8%・47.5%・29.1%。25〜34歳でまとめると減った人は女性31.1%、男性20.6%(編集部の計算)。50歳を過ぎると男女とも減った人が増えた人を上回る。
年代・男女別、転職で賃金が増えた人と減った人の割合(2025年)作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省「令和7年雇用動向調査」

25〜29歳で増えた人は、女性43.3%、男性57.4%。30〜34歳では、減った人が女性38.5%、男性19.3%で、女性がほぼ2倍です。3同じ30代前半でも、男性は2人に1人以上が上がり、女性では上がった人と下がった人がほぼ並びます。

これは2025年だけの偶然でしょうか。2024年の同じ表では、減った人がとくに多かったのは25〜29歳の女性で34.8%、30〜34歳の女性は27.6%でした。5歳ごとの数字は、年によって動きます。それでも人数から計算して25〜34歳でまとめると、減った人は女性が2024年31.9%、2025年31.1%。男性は21.9%と20.6%で、2年続けて女性のほうが10ポイントほど高くなりました。4

フルタイムからパートへ移ると、7割が下がる

この調査では、パートタイム労働者以外の常用労働者を一般労働者といいます。ここではフルタイムと書きます。前の勤め先と今の勤め先の働き方で分けると、増減ははっきり分かれます。5

移り方(男女計) 増えた 変わらない 減った
フルタイムからフルタイム 42.0% 25.0% 31.5%
パートからパート 39.0% 34.2% 21.8%
フルタイムからパート 9.0% 14.7% 72.7%
パートからフルタイム 76.3% 12.5% 8.4%

パートからフルタイムに移った人は4人に3人が上がり、逆の移り方では7割が下がりました。働く時間が短くなれば、月の賃金も下がりやすくなります。

30〜34歳の女性では、フルタイムからパートに移った人が11.9%いました。同じ年代の男性は3.7%です。この年代の女性で下がった人を100とすると、そのうち25.2はこの移り方でした。4

厚生労働省の令和7年雇用動向調査から、2025年に転職した30〜34歳の女性の賃金の変わり方を、幅と働き方の移り方で分けた図。3割以上減った人は女性11.7%、男性3.9%。女性の内訳は3割以上増9.0%、1〜3割増19.0%、1割未満増14.7%、変わらない16.5%、1割未満減12.9%、1〜3割減13.9%、3割以上減11.7%、不詳2.2%。男性は11.1%、26.5%、16.9%、25.1%、6.9%、8.4%、3.9%、1.1%。女性を働き方の移り方で分けると、フルタイムからフルタイム(59.1%)は増えた50.0%・変わらない15.6%・減った31.4%、パートからパート(21.2%)は37.1%・22.2%・39.3%、フルタイムからパート(11.9%)は4.4%・13.4%・81.4%、パートからフルタイム(7.7%)は62.1%・12.5%・24.7%。減った人を100とすると、フルタイムからフルタイム48.2、パートからパート21.7、フルタイムからパート25.2、パートからフルタイム4.9(移り方の割合と内訳は編集部の計算)。減った人の4人に1人はフルタイムからパートへ移った人だが、フルタイムどうしでも減った人は31.4%で、同じ年代の男性の19.9%より高い。フルタイムは一般労働者(パートタイム労働者以外の常用労働者)。
30〜34歳の女性の転職、賃金の変わり幅と働き方の移り方(2025年)作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省「令和7年雇用動向調査」

ただ、それだけでは説明しきれません。フルタイムどうしの移動に絞っても、30〜34歳で下がった人は女性31.4%、男性19.9%です。3差の理由は、この調査からは分かりません。自分がどの移り方を考えているかで、見る行が変わります。

1割以上上がった人は28.2%

上がったといっても、幅は人それぞれですよね。答えの選択肢は、増えた幅と減った幅を1割と3割で区切ったものです。2025年は、1割以上増えた人が28.2%、1割以上減った人が21.9%でした。1月給25万円の人なら、1割は2万5,000円。転職した人の4人に1人あまりは、それ以上上がったことになります。

3割以上に絞ると、増えた人は9.0%、減った人は10.2%で、下がった人のほうが少し多くなります。3上がった人のうち3割以上上がったのは5人に1人ほどですが、下がった人では3人に1人が3割以上下がりました。4上がるときは1〜3割の幅がいちばん多く、下がるときのほうが大きく動きやすいのです。

増えた人が上回るのは2022年から

2019年から2025年までの7年を並べると、流れが変わったのは2022年です。61年に何人が転職しているかは、転職者数の推移の記事で年代別に見られます。

年 増えた 変わらない 減った
2019年 34.2% 27.9% 35.9%
2020年 34.9% 28.4% 35.9%
2021年 34.6% 29.0% 35.2%
2022年 34.9% 29.1% 33.9%
2023年 37.2% 28.8% 32.4%
2024年 40.5% 28.4% 29.4%
2025年 40.8% 25.5% 31.0%

2021年までは減った人のほうがわずかに多く、2022年に逆転しました。2025年の40.8%は7年でいちばん高い一方、減った人も前の年より1.6ポイント増えました。そのぶん少なくなったのが「変わらない」で、7年でいちばん低い25.5%でした。

別の調査も見ておきましょう。厚生労働省は転職者実態調査で、パートを除く転職者に、1か月あたりの賃金総額が前の勤め先と比べてどう変わったかを聞いています。2025年10月時点の結果は、増えた人42.2%、変わらない人20.9%、減った人36.0%でした。7上がった人が4割という点は同じです。

ただ、この調査では30〜34歳で減った人が女性28.5%、男性33.7%と、男女の並びが雇用動向調査と逆になります。調べ方も対象の人数も違うので、5歳ごとの男女差は、1つの調査の1年分だけで決めつけないほうがよさそうです。

自分の転職に数字を当てはめる手順

統計は、自分の行を選んでから読むと役に立ちます。内定の条件と並べるまでの手順です。

  1. 1枚目の図で、自分の年代と男女の行を見ます。
  2. 移り方の表で、今と次の働き方の組み合わせの行を見ます。
  3. 今の給与明細と賞与の明細から、月の総支給額と1年分の賞与を書き出します。
  4. 内定の労働条件通知書で、月給と賞与の決まりを確認します。
  5. 月給に固定残業代が入っているかを確認します。
  6. 月の額と年の額それぞれで、今との差を今の額で割ります。

差が1割を超えていれば、2025年に1割以上上がった28.2%の人と同じ側です。上がった4割に入るかどうかは、統計では決まりません。それでも、自分の数字を同じ物差しで並べておけば、条件の面談で希望の額を数字で話せます。在職中に進めるときの暦は、在職中の転職活動の記事にあります。

この記事の数字は、2026年10月31日に厚生労働省の公表資料とe-Statの統計表で確認しました。

注

  1. 厚生労働省「令和7(2025)年雇用動向調査結果の概況」表6 ↩ ↩2 ↩3

  2. 令和7年雇用動向調査の入職者票の問17と、概況の「調査の概要」。対象は常用労働者5人以上の事業所に入った転職入職者のうち、前の勤め先で雇われていて、調査の時点でも在籍している人 ↩

  3. 令和7年雇用動向調査 第13-2表(e-Stat)。3割以上の増減は同じ表の再掲の欄。「ほぼ2倍」は編集部の計算 ↩ ↩2 ↩3

  4. 令和6年と令和7年の雇用動向調査 第13-2表の千人単位の人数と割合から、編集部が計算した値(倍率、差、年代をまとめた割合、移り方の割合と内訳) ↩ ↩2 ↩3

  5. 概況の表7と、第13-2表(e-Stat)。フルタイムとパートのあいだを移った人の値は第13-2表 ↩

  6. 令和元年から令和7年までの各年の雇用動向調査結果の概況。不詳を含めて100%としているため、3つを足しても100%になりません ↩

  7. 厚生労働省「令和7年転職者実態調査」個人調査 第16表(e-Stat)。対象は2024年10月から2025年9月に入った、パートタイムを除く一般労働者 ↩

出典・参考

この記事は、下の監修者が内容を確認しました()。

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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