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転職者数の推移と年齢別の転職者比率、25〜34歳は7.1%

2025年に仕事を変えた人は330万人で、就業者の4.8%でした。年齢と業種ごとの比率と、雇用動向調査の転職入職率との違いを押さえると、中途採用の計画にどの数字を使うかが決まります。

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転職者数の推移と年齢別の転職者比率、25〜34歳は7.1%

この記事でわかること

  • 2025年の転職者は330万人で就業者の4.8%。24年の山は2019年の353万人
  • 25〜34歳は82万人と最も多く、同じ年代の女性は比率が8.0%に上がる
  • 医療,福祉へ移った人の3分の2は、前の勤め先も医療,福祉だった
  • 雇用動向調査の転職入職率9.9%は数え方が違い、自社の中途の率と比べる数字
対象人事実務

就業者のおよそ20人に1人。2025年の1年間に前の仕事を辞め、今の仕事に移った人の割合です。

総務省の労働力調査によると、2025年平均の転職者は330万人で、就業者に占める転職者比率は4.8%でした。1人数は2023年から3年続けて330万人前後で、増えも減りもしていません。

では、自分の世代はどうでしょう。25〜34歳の女性に限ると、比率は8.0%まで上がります。同じ年代の友人や同期を12人集めたら、そのうち1人ほどは、この1年で職場を変えている計算です。2

山は2019年、2021年までに63万人減った

朝の青空の下、2つのオフィスビルを高い位置でつなぐガラスの渡り廊下を、紺の上着の女性がトートバッグを持って左のビルから右のビルへ歩いている。下から見上げた縦長の構図で、手前に木々、奥にビル群がある。文字や看板はない。
2025年は330万人が、前の職場から今の職場へ移ったイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

総務省は「就業者のうち前職のある者で、過去1年間に離職を経験した者」を転職者と呼びます。3調べた時点で働いていて、それまでの1年のうちに前の仕事を辞めた人のことです。

2002年からの24年でいちばん多かったのは、2019年の353万人でした。2020年、2021年と続けて減り、2021年は290万人。比率も4.3%まで下がり、24年の中でいちばん低い年になりました。4

その後は2023年に328万人まで戻り、そこからはほぼ横ばいです。2008年から2010年にかけても、335万人から283万人に減りました。景気が大きく落ち込んだあと、転職者は2回とも減っています。

総務省の労働力調査(詳細集計)から、転職者数と転職者比率の推移を示した図。節目の数字は2019年353万人(比率5.2%、24年で最多)、2021年290万人(4.3%、比率は24年で最低)、2025年平均330万人(4.8%)、2026年4〜6月期325万人(4.7%、前年同期と同数)。人数の折れ線は2002年327万人、2007年346万人、2010年283万人、2019年353万人、2021年290万人、2023年328万人、2025年330万人。比率は女性が2002年6.4%から2025年5.6%、男女計が5.2%から4.8%、男性が4.3%から4.2%で、どの年も女性が男性より高い。2011年は補完推計。
転職者数と転職者比率の推移(2002〜2025年・男女別)作成: 編集部 / 出典: 総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」

いちばん新しいのは、総務省が2026年8月10日に出した4〜6月期の数字です。転職者は325万人、比率は4.7%で、人数は前年の同じ期と変わりません。5四半期の値は季節で動くので、前年の同じ期と比べます。7〜9月期の分は、まだ出ていません。

動いた人の後ろには、動きたい人もいます。今の仕事を辞めてほかの仕事に変わりたい、または別の仕事もしたいと考える人は2025年に1,023万人。転職者の3倍ほどです。2そのうち360万人は、実際に仕事を探していました。1

人数は25〜34歳、比率は若いほど高い

総務省の労働力調査(詳細集計)から、2025年の年代ごとの転職者比率を男女で比べた横棒と、転職者の年代の内訳を2002年と2025年で比べた帯の図。比率は男性、女性の順に、15〜24歳9.0%と10.8%(転職者57万人)、25〜34歳6.2%と8.0%(82万人)、35〜44歳3.5%と5.2%(55万人)、45〜54歳2.5%と4.7%(57万人)、55〜64歳3.9%と4.6%(55万人)、65歳以上3.1%と2.0%(25万人)。内訳は2002年が15〜24歳26.7%、25〜34歳31.0%、35〜44歳16.3%、45〜54歳14.4%、55〜64歳9.5%、65歳以上2.1%。2025年は17.2%、24.8%、16.6%、17.2%、16.6%、7.6%。45歳以上の割合は26.1%から41.4%に上がった。
年代ごと・男女別の転職者比率(2025年)と、転職者の年代の内訳作成: 編集部 / 出典: 総務省統計局「労働力調査(詳細集計)」

2025年の比率は15〜24歳の9.9%がいちばん高く、25〜34歳の7.1%が続きます。35〜44歳は4.4%、45〜54歳は3.5%と、35歳を過ぎると5%を下回ります。ただ、人数で見ると、いちばん多いのは25〜34歳の82万人でした。1

男女で分けると、65歳未満はどの年代も女性のほうが比率は高くなります。25〜34歳では女性が8.0%、男性が6.2%。人数も、女性の174万人が男性の156万人を上回りました。

年代ごとの比率を、節目の年で並べました。4

年齢 2002年 2019年 2021年 2025年
15〜24歳 14.1% 12.3% 9.8% 9.9%
25〜34歳 7.0% 7.8% 6.0% 7.1%
35〜44歳 4.2% 4.7% 4.2% 4.4%
45〜54歳 3.1% 3.6% 3.2% 3.5%
55〜64歳 3.0% 4.4% 3.6% 4.2%
65歳以上 1.5% 2.4% 2.3% 2.7%

24年で大きく変わったのは、両端の年代です。15〜24歳は14.1%から9.9%に下がり、55〜64歳と65歳以上は上がりました。そのため転職者を年代で分けた割合も変わり、45歳以上は約26%から約41%になりました。2中途の応募者に40代や50代が増えたと感じているなら、その感覚は統計とも合います。

一方、25〜34歳は7.0%から7.1%と、24年前とほとんど変わりません。この年代で転職した82万人のうち42万人は、前の仕事を辞めた理由に「より良い条件の仕事を探すため」を挙げました。6

医療,福祉は3人に2人が同じ業種から来る

業種ごとの転職者比率は結果の概要に載っていませんが、e-Statの統計表から出せます。今勤めている業種ごとに、転職者数を就業者数で割りました。7前の勤め先がどの業種だったかも分かるので、同じ業種から移った人の割合も並べました。8

今の業種 転職者 転職者比率 同じ業種から
医療,福祉 53万人 5.6% 66%
卸売業,小売業 50万人 4.8% 40%
製造業 39万人 3.7% 49%
宿泊業,飲食サービス業 31万人 7.4% 48%
サービス業(他に分類されないもの) 31万人 6.6% 29%
建設業 17万人 3.5% 47%
運輸業,郵便業 17万人 5.0% 41%
情報通信業 15万人 4.9% 53%
教育,学習支援業 15万人 4.2% 47%

比率がいちばん高いのは宿泊業,飲食サービス業の7.4%で、製造業と建設業は3%台にとどまります。医療,福祉は人数こそ53万人といちばん多いのですが、そのうち35万人は前の勤め先も医療,福祉でした。経験のある人どうしで、職場を移り合う業種といえそうです。

反対に、サービス業(他に分類されないもの)は同じ業種から来た人が3割ほど。求人の条件を「同業の経験者」に絞るか、異業種からも受けるかは、この列を見ると決めやすくなります。

総務や経理の担当を採るなら、業種より仕事の種類の欄が近いでしょう。事務の仕事に就いた転職者76万人のうち、45万人は前の仕事も事務でした。8今の働き方で分けると、正規の職員・従業員として働く転職者は135万人で、非正規の173万人を下回ります。6

転職入職率の9.9%とは、数え方が違う

厚生労働省の雇用動向調査も、「転職入職率」という転職の率を出しています。2025年は9.9%です。9労働力調査の4.8%と比べると2倍ほどあり、採用の資料に2つが並ぶと、どちらが正しいのかと聞かれるかもしれません。

でも、どちらも誤りではありません。違いは、だれに聞き、何で割るかにあります。労働力調査は世帯に聞く調査で、今働いている人のうち、この1年に前の仕事を辞めた人を数えます。割る相手は、自営業や役員、公務員も含めた就業者全体です。

雇用動向調査は、事業所に聞く調査です。常用労働者が5人以上の事業所が1年間に採用した人のうち、入る前の1年間に働いた経験がある人を数え、1月1日現在の常用労働者数で割ります。9人数も、転職者は330万人、転職入職者は506万人。つまり、2つは同じものを数えた数字ではないのです。

雇用動向調査の離職率をどう読むかは、離職率の記事で詳しく説明しています。

中途採用の計画に数字を入れる手順

  1. 採りたい年代と業種を、1つずつ決めます。
  2. 労働力調査の長期時系列表で、その年代の転職者数と比率を3年分見ます。
  3. 業種別の表で、同じ業種から移る人の割合を見ます。
  4. 自社で前年に中途で入った人数を、1月1日の常用労働者数で割ります。
  5. 4で出した率を、雇用動向調査で同じ産業の転職入職率と並べます。
  6. 資料には、調査名と年、どちらの率かを書き添えます。

「25〜34歳は1年に82万人が動いていて、うちの業種では半分ほどが同業から来る」。計画の会議でそう言えると、求人の条件を絞るか広げるかを、感覚ではなく数字で選べます。

自分のこととして読んだ人にとって、8.0%は動くかどうかを決める数字ではありません。ただ、同じ年代で毎年これだけの人が職場を変えていると知っておくと、今の仕事で何を身につけ、どう数字で言えるようにしておくかを考えやすくなります。在職中に動くときの段取りは、在職中の転職活動にまとめています。

この記事の数字は2026年10月31日に、総務省統計局と厚生労働省の公表資料、e-Statの統計表で確認しました。

注

  1. 労働力調査(詳細集計)2025年平均結果の概要、表Ⅱ-11・表Ⅱ-12 ↩ ↩2 ↩3

  2. 表の数字から編集部が計算した値(「〜人に1人」「〜倍」、年代の内訳) ↩ ↩2 ↩3

  3. 総務省統計局「労働力調査 用語の解説」 ↩

  4. 労働力調査 長期時系列表10(3)。2005〜2021年の人数は時系列接続用の値で、2011年は補完推計 ↩ ↩2

  5. 2026年4〜6月期平均結果の概要。年齢別の値は長期時系列表9(2) ↩

  6. 労働力調査(詳細集計)2025年 第II-2表。理由は「うち過去1年間に離職」の欄 ↩ ↩2

  7. 第II-2表の就業者数と、過去1年間に離職した前職のある就業者数から編集部が計算。人数は万人単位に丸めた値のため、小さい業種の率は幅をもって読む。業種は今の勤め先の産業で、派遣社員は派遣先の産業 ↩

  8. 第II-8表。「同じ業種から」は前職の産業が今と同じ人の割合で、編集部が計算 ↩ ↩2

  9. 厚生労働省「令和7(2025)年雇用動向調査結果の概況」表3、主な用語の定義 ↩ ↩2

出典・参考

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執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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