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失業保険はいくら・いつから?月給別の早見表と自己都合の待ち期間

月給30万円なら失業保険は1日6,307円、自己都合の90日分で約56.8万円です。給付制限は1か月でも最初の入金は手続きの約9週間後なので、自分の額と時期を表と診断で引けます。

公開 更新 約8分執筆・監修:佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
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失業保険はいくら・いつから?月給別の早見表と自己都合の待ち期間

この記事でわかること

  • 月給30万円なら1日6,307円、4週間の入金は約17.7万円が目安です。
  • 自己都合の給付制限は1か月でも、最初の入金は手続きの約9週間後。
  • 解雇や、更新を望んだ雇止めなら給付制限はなく、日数も増えることがあります。
  • 再就職手当は残り日数の60〜70%で、計算に使う日額の上限は6,745円です。
対象新人・若手

月給30万円(額面)で59歳以下なら、失業保険は1日6,307円です。勤続10年未満の自己都合で受け取れるのは90日分で、全部で約56.8万円。ただ、最初の入金は手続きから約9週間あとになります。

失業保険は通称で、正式な名前は雇用保険の基本手当といいます。年末や年度末に辞めることを考え始めると、いくら入って、貯金でいつまでつなげばいいのか、気になりますよね。額は月給で、時期は辞めた理由で決まります。

月給で引く、1日の額と総額

59歳以下の失業保険(雇用保険の基本手当)の月給別早見表。2026年8月1日から2027年7月31日までの額で、月給は額面。左から月給、賃金日額、1日の額、給付率、最初の入金18日分、以後の28日分、90日、120日、150日の総額(万円)。18万円は6,000円、4,683円、78.0%、8.4、13.1、42.1、56.2、70.2。20万円は6,666円、5,036円、75.5%、9.1、14.1、45.3、60.4、75.5。22万円は7,333円、5,357円、73.1%、9.6、15.0、48.2、64.3、80.4。25万円は8,333円、5,775円、69.3%、10.4、16.2、52.0、69.3、86.6。28万円は9,333円、6,119円、65.6%、11.0、17.1、55.1、73.4、91.8。30万円は10,000円、6,307円、63.1%、11.4、17.7、56.8、75.7、94.6。32万円は10,666円、6,461円、60.6%、11.6、18.1、58.1、77.5、96.9。35万円は11,666円、6,629円、56.8%、11.9、18.6、59.7、79.5、99.4。38万円は12,666円、6,723円、53.1%、12.1、18.8、60.5、80.7、100.8。40万円は13,333円、6,744円、50.6%、12.1、18.9、60.7、80.9、101.2。45万円は29歳以下が7,450円、30〜44歳が7,500円。50万円は29歳以下が7,450円、30〜44歳が8,270円。1日の額の上限は29歳以下7,450円、30〜44歳8,270円、45〜59歳9,110円。最初の入金は給付制限なしで手続きの約5週間後、1か月で約9週間後、3か月で約17週間後。
月給18万〜50万円の失業保険の1日の額と総額、最初の入金の目安作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省、ハローワーク

表の月給は手取りではなく額面です。厚生労働省のQ&Aなどによると、保険料が引かれる前の総支給額で、残業代と通勤手当は含み、賞与は含みません。1

自分の数字は、給与明細があれば出せます。辞める前の6か月の総支給額を足して、180で割るだけ。この額が賃金日額で、いちばん近い行が自分の目安です。

表を縦に追うと、給付率が下がっていくのが分かります。18万円なら78.0%、40万円なら50.6%。35万円から40万円のあいだは、月給が5万円違っても1日115円しか増えません。月給が高い人ほど、今の収入との差は大きくなると思っておくといいでしょう。

日数のほうは、自己都合なら年齢ではなく、雇用保険に入っていた期間で決まります。転職のあいだが1年以内なら前後を足せますが、前に基本手当を受けた人はそのあとの期間だけ。育児休業給付を受けた期間も数えません。2

なお、受け取るには、辞める前の2年間に被保険者期間が通算12か月以上要ります。解雇や雇止めなどなら、辞める前の1年間に6か月以上あれば大丈夫です。

会社の都合なら、同じ月給で日数が増える

朝の光が入る部屋の丸い木のテーブルに、空白のマス目だけの卓上カレンダーが置かれ、紺とくすみローズの丸いシールがところどころに貼られている。奥に硬貨の入ったガラス瓶と白い封筒の束、手前に紅茶のマグカップがある。
4週間ごとの認定日を暦に印し、最初の入金までの生活費を見積もるイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

倒産や解雇のように、準備の時間がないまま辞めることになった人は特定受給資格者といい、受け取れる日数が増えます。更新を希望したのに雇止めになった人も、2027年3月31日までの離職なら同じ表の対象です。

離職時の年齢 1年以上5年未満 5年以上10年未満 10年以上20年未満 20年以上
29歳以下 90日 120日 180日 なし
30〜34歳 120日 180日 210日 240日
35〜44歳 150日 180日 240日 270日
45〜59歳 180日 240日 270日 330日

横の見出しは雇用保険に入っていた期間で、1年未満はどの年齢も90日です。たとえば月給30万円の32歳で勤続7年なら180日になり、総額は約113.5万円。自己都合の90日の、ちょうど2倍です。

「会社都合」の範囲は、言葉の印象より広いものです。退職勧奨を受けた人や、上司や同僚の嫌がらせで辞めた人、賃金が85%未満に下がった人も入ることがあります。辞める直前の6か月に、連続する3か月で月45時間を超える残業があった場合も同じです。

離職票の理由が実態と違うときは、手続きの窓口で伝えられます。ハローワークは本人と会社の話、証拠の書類を見て決めるので、証明になる書類があれば持っていきましょう。

最初の入金は、辞めた理由で決まる

失業保険をいつから受け取れるかの診断。上から順に当てはめる。1、妊娠、出産、育児、病気やけがなどで30日以上続けて働けないなら受給期間の延長を申請し、働けるようになってから手続き。2、次の仕事が決まっている場合は内定を含め原則として基本手当の対象外。3、倒産、解雇、退職勧奨、嫌がらせ、更新を望んだ雇止めなどは給付制限なしで日数は90〜330日、最初の入金は手続きの約5週間後。4、結婚の転居で通勤が困難、配偶者の転勤、病気や体力の不足などやむを得ない自己都合は給付制限なしで日数は90〜150日、約5週間後。5、5年間に自己都合で受給資格決定を2回以上受けていると給付制限3か月で約17週間後。6、どれにも当たらない自己都合は給付制限1か月で約9週間後、対象の教育訓練を受けると解除の道あり。下の週の物差しでは、待期7日のあと、給付制限なしは4週の認定日のあと5週で21日分、1か月は8週の認定日のあと9週で18日分前後、3か月は16週の認定日のあと17週で14日分前後が入金される。
離職の事情で分かれる給付制限と、手続きから最初の入金までの週数の目安作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省、ハローワーク

給付制限は、正当な理由のない自己都合退職につく待ち時間です。手続きから7日の待期が終わった翌日に始まり、2025年4月1日以降の離職なら原則1か月。3月31日までの離職は原則2か月でした。3

では、1か月なのになぜ9週間もかかるのでしょうか。失業の認定が、原則4週間に1回しかないからです。手続きの4週間後の認定日はまだ給付制限の途中で、入金はありません。でも、この日に認定を受けないと待期が終わったことにならないので、休めません。そして次の認定日で、制限が明けた分がようやく認められ、約7日後に振り込まれます。

しかも最初の額は、制限が明けてから認定日までの分だけ。18日分ほどなので、月給30万円なら約11.4万円です。

たとえば今年の12月31日に辞めて、1月18日に手続きできたとすると、認定日は2月15日と3月15日で、入金は3月下旬が目安。その間の生活費は、貯金でつなぐ計算になります。

給付制限が3か月になる人、なくなる人

3か月に延びるのは、退職日からさかのぼって5年間に、正当な理由のない自己都合退職で受給資格決定を2回以上受けている人です。受給資格決定は、ハローワークで受け取る資格を認められること。回数に入るのは、そこまで進んだ退職です。

反対に、給付制限がなくなる道も用意されています。教育訓練給付金の対象講座や公共職業訓練などを、辞める前の1年以内に受け終えたか、辞めたあとに受けている場合です。2025年4月1日以降に始めた講座に限り、途中でやめた講座は入りません。ハローワークへの申し出も要るので、対象かどうかは教育訓練給付金の対象講座でご確認いただけます。

妊娠や出産、病気ですぐに働けない人は、受け取れる期間を延ばせます。受給期間は原則、離職の翌日から1年ですが、30日以上続けて働けないときは、その日数を最大3年まで足せるのです。働けない状態が30日続いた翌日以降に、早めに申請してください。申請は延長後の最後の日までできるものの、遅いと全部の日数を受け取れないことがあります。

妊娠、出産、育児で辞めて延長を受けた人は特定理由離職者にあたり、あとで手続きをしても給付制限はありません。

退職の前から入金までの手順

手続きの入口は離職票です。紙のほか、2025年1月20日からはマイナポータルでも受け取れます。条件はマイナンバーの登録、マイナポータルの利用手続き、会社の電子申請の3つで、登録は辞める2週間ほど前までが目安です。

  1. 退職前に、離職票の発行を人事へ頼む。
  2. 届いた離職票で、離職理由と賃金の額を確認する。
  3. 住所を管轄するハローワークで求職を申し込み、離職票を出す。
  4. 雇用保険説明会に出て、最初の認定日を確認する。
  5. 認定日に行き、失業認定申告書を出す。
  6. そのあとも4週間ごとの認定日に行く。

持っていくのは離職票、マイナンバーカード(なければ確認書類と写真2枚)、本人名義の通帳かキャッシュカード。窓口は平日の17時15分までですが、16時前に行くよう案内されています。

認定日までの求職活動は原則2回以上で、最初の認定日までは1回以上。求人サイトを見ただけでは数えられません。

離職票は、会社が離職日の翌々日から10日以内に手続きをしたあとで届きます。過ぎても届かなければ会社に聞き、それでも届かないときはハローワークに相談できます。

人事の担当者は、資格喪失届を出す前に本人の希望を聞いておくと、発行の漏れを防げます。希望しない人は離職証明書を省けますが、59歳以上は省けません。4会社側の流れは退職の手続きでご覧いただけます。

早く決まれば、再就職手当が出る

基本手当を受け切る前に就職が決まると、残りの日数の一部を再就職手当として受け取れるかもしれません。残りが所定の日数の3分の2以上なら70%、3分の1以上なら60%。月給30万円で90日の人が60日を残して就職すると、6,307円×60日×70%で264,894円です。計算に使う日額の上限は、59歳以下で6,745円です。

ただ、見落としやすい条件が2つ。1つは、手続きの前に内定していた会社は対象外だということ。もう1つは、給付制限がある人の場合、待期が終わってから1か月は、ハローワークか許可や届出のある職業紹介事業者の紹介による就職に限られることです。自分で直接応募して決まると、紹介には入りません。

申請は就職日の翌日から1か月以内で、1年を超えて勤める見込みも条件です。再就職手当を受けた人の賃金が前より下がったまま6か月続くと、就業促進定着手当の対象になります。

税金はかからず、扶養は加入先で変わる

基本手当は非課税で、確定申告も要りません。5ただ、家族の健康保険の扶養に入るつもりなら注意が要ります。

被扶養者の収入には基本手当も数えます。日本年金機構の案内だと、雇用保険を受けている人の基準は日額3,611円以下で、3,612円以上の支給が始まると扶養から外す届出が要ります。表の額はどれもこの線を超えています。扱いは加入先で違うことがあるので、配偶者の勤務先か健康保険組合に先に聞いておくと確実です。

まずは給与明細を6か月分だけ開いて、総支給額を足してみてください。1日の額と最初の入金の週が分かれば、辞める月も、貯金で備える額も、自分で決められるようになるはずです。賞与との兼ね合いが気になる人は、ボーナスをもらって退職する時期も合わせてお読みいただけます。

この記事は、2026年11月2日に確認した雇用保険法と、厚生労働省、ハローワーク、日本年金機構の公式情報にもとづいています。金額は2026年8月1日から2027年7月31日までに適用される式で計算した目安で、実際の額と離職理由はハローワークが決めます。60〜64歳は計算式が違います。自分の場合の判断に迷うときは、住所を管轄するハローワークに相談してください。

注

  1. 通勤手当と超過勤務手当の扱いは、厚生労働省の業務取扱要領によります。雇用保険法第17条は、臨時の賃金と3か月を超える期間ごとの賃金を除くと定めており、年4回以上支給される賞与は計算に入ることがあります。 ↩

  2. 雇用保険法第22条第3項。 ↩

  3. 雇用保険法第33条第1項。 ↩

  4. 雇用保険法施行規則第7条第3項。 ↩

  5. 雇用保険法第12条。確定申告は厚生労働省のQ&Aの案内です。 ↩

出典・参考

この記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しました。執筆と監修は佐々木 航が担当し、公開した後も人が内容を確認しています。

執筆・監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

記事の中身の責任は編集部(執筆・監修者)が負い、AIは調べものと下書きの道具として使っています。くわしくはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら更新日を改め、記事の最後に何を直したかを書きます。

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