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退職の挨拶メール 社内・取引先への例文と送るタイミング 最終出社日の流れ

退職の挨拶メールを、いつ・誰に・どの順で送るかを、最終出社日と退職日の違いから整理しました。社内の全体向け・上司・同じ部署・取引先(後任の紹介と訪問の打診)・最終日のBCCの一斉送信・定年退職・返信の文例8つと、退職の理由や個人の連絡先の書き方もまとめています。

公開 約11分ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆チェック済み
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退職の挨拶メール 社内・取引先への例文と送るタイミング 最終出社日の流れ

この記事でわかること

  • 送る日数に公的な決まりはありません。社外へは会社が公表を決め後任が決まってから、社内の全体向けは最終出社日に送るのが一般的です。
  • 社内の全体向け・上司・同じ部署・取引先(後任紹介と訪問の打診)・BCCの一斉送信・定年退職・返信の文例8つを、そのまま使えます。
  • 退職の理由を書かない理由と、最終出社日と退職日の書き分け、取引先の連絡先を私用に移さない根拠が分かります。
対象人事営業事務実務

退職が決まると、社内の人と取引先に挨拶のメールを送ります。形は異動の挨拶と似ていますが、退職では、理由の書き方、最終出社日と退職日の違い、退職後の問い合わせ先に気を配ります。送る順番と相手ごとの文例8つを、文化庁「敬語の指針」と個人情報保護委員会の資料で確かめてまとめました。

退職の挨拶メールが異動の挨拶と違う6つの点

件名・宛名・宛先の欄の使い分けは、異動の挨拶メール 社内・取引先への例文と送る時期、後任紹介と着任の挨拶と同じです。退職ならではの点は次の6つです。

退職ならではの点 理由
退職の理由を書かない 相手が返事に困る。会社が公表していない話を含むことがある
後任と引き継ぎ先を必ず書く 退職した後は、問い合わせに自分で答えられない
個人の連絡先は会社の決まりで 取引先との連絡は、会社の窓口に向けるのが基本
最終出社日と退職日を分けて書く 有給休暇を消化すると、2つの日がずれる
会社の公表の前に社外へ送らない 社外に知らせる時期と後任は、会社が決める
一斉に送るときはBCCで 最終出社日に、多くの相手へまとめて送りがち

最終出社日と退職日は別の日

退職日は雇用契約が終わる日、最終出社日は最後に出勤する日です。有給休暇の残りをまとめて取ると、最終出社日は退職日より前になります。健康保険・厚生年金の資格を失うのは、退職日の翌日です(日本年金機構)。会社側の手続きは退職の手続き 会社側のチェックリストにまとめています。

挨拶のメールは、会社にいる最後の日である最終出社日を基準に送ります。取引先あてには、退職日と、実際に担当を離れる日の両方を書きます。会社のメールを使える最後の日も確かめ、最終出社日の後に届くメールには、自動応答で後任と部署の連絡先を返します。設定はOutlookの自動応答の設定 休暇前の不在メールと社内・社外向けの文例が参考になります。

送る順番と時期 一般的な流れ

退職の挨拶メールはマナーの一つで、「何日前までに送る」という法律や公的な決まりはありません。一般的には、次の図の順に送ります。

図解。送る順番は6段階。1 退職日が決まるまではまだ送らず、退職の意思は上司に伝える。2 退職日が決まったら上司・人事と最終出社日、社内・社外に知らせる日と方法、後任を決める。3 後任が決まったら名前の字・読み・連絡先と、引き継ぎと挨拶回りの日程を打ち合わせる。4 社外に知らせてよくなったら取引先へ後任の紹介つきで1社ずつ送り、関係の深い相手は訪問を打診する。5 最終出社日の数日前から当日に社内へ送る。上司と同じ部署へは個別に、全体向けは最終出社日に。6 最終出社日の後から退職日までは自動応答に切り替え、後任と部署の連絡先が返るようにする。最終出社日と退職日は別の日で、有給休暇の消化で最終出社日が退職日より前になる。健康保険・厚生年金の資格を失うのは退職日の翌日(日本年金機構)。会社が公表する前に取引先へ退職を話す、後任の名前を伝える、SNSに書く、社内の全体向けを先に送る、のはしない。送る前に会社に確かめることは、退職日と最終出社日、知らせてよい日、後任と引き継ぎ先、個人の連絡先・転職先を書いてよいか、会社のメールを使える最後の日、一斉に送る方法。
退職の挨拶メール 送る順番と時期の流れ作成: 編集部 / もとの資料: 日本年金機構「従業員が退職・死亡したとき」ほか・編集部作成

取引先へは、会社が社外に知らせてよいと決め、後任が決まってから送ります。後任と挨拶に伺える時間が残っているうちが目安です。社内の全体向けは最終出社日に送るのが一般的で、届いた返信にその日のうちに応えられます。

公表の前に社外へ送らないのは、知らせる時期と後任を会社が決めるためです。取引先からの問い合わせで、社内の人が初めて退職を知る、ということも避けられます。

誰に何を書くか 相手ごとの早見表

図解。相手ごとの早見表。社内の全体向けは最終出社日の当日にTOで、お礼・最終出社日・退職日・引き継ぎ先を書き、退職の理由と不満は書かない。上司は全体向けより前に1人ずつ、具体的なお礼を書く。同じ部署は最終出社日の数日前から当日に、引き継ぎの一覧と資料の置き場所を書く。取引先は後任の紹介と訪問の打診で、CCに後任を入れ、担当を離れる日・退職日・後任の連絡先を書き、退職の理由と転職先は書かない。社外への一斉送信はBCCで宛名は関係者各位。定年退職は社内はTO、社外は1社ずつ。返信は送り主だけに返し、BCCの一斉メールへ全員に返信はしない。敬語は、退職させていただきますより退職いたします(文化庁「敬語の指針」)。取引先の連絡先は私用に移さない(個人情報保護法179条は1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金)。BCCをCCにした一括送信は漏えい等報告の対象の例。
退職の挨拶メール 誰に何を書くかの早見表作成: 編集部 / もとの資料: 文化庁「敬語の指針」・個人情報保護委員会ガイドライン(通則編)ほか・編集部作成
相手 いつ(一般的な例) 宛先の欄 書くこと 書かないこと
社内の全体向け 最終出社日の当日 TO(部署のリストなど) お礼・最終出社日・退職日・引き継ぎ先 退職の理由・会社への不満
お世話になった上司 全体向けより前に TO(1人ずつ) 具体的なお礼・最終日に伺うこと 全体向けの文の使い回し
同じ部署のメンバー 最終出社日の数日前から当日 TO(部署のリスト) 引き継ぎの一覧・資料の置き場所 引き継ぎ先の決まっていない仕事
取引先(後任の紹介) 社外への公表と後任の決定の後 TO(1社ずつ)・CCに後任 担当を離れる日・退職日・後任の連絡先 退職の理由・転職先
取引先(訪問の打診) 引き継ぎの日程が決まったら TO・CCに後任と上司 訪問の目的・日程の候補・所要時間 こちらの都合だけの日時
社外へ一斉に 最終出社日 BCC・「関係者各位」 退職の要点・後任か窓口・BCCで送っていること ほかの相手のアドレス
定年退職 最終出社日 社内はTO・社外は1社ずつ 長年のお礼・その後の働き方 再雇用の条件など
届いた挨拶への返信 相手の最終出社日のうちに 送り主だけ お礼・一緒にした仕事のひと言 BCCの一斉メールへの「全員に返信」

退職の理由と転職先はどこまで書くか

退職の理由は、書かないのが一般的です。書くとしても「一身上の都合により」までにします。個人の事情は相手が返事に困り、会社への不満は相手の受信箱に残り続けます。転職先を書くかどうかは、会社の決まりと上司の判断に従います。

書きがちな文 言い換え
人間関係に悩み、退職を決めました 11月30日付で退職することになりました
家庭の事情で、地元に戻ります 一身上の都合により、退職いたします
今後は〇〇社でもよろしくお願いします(取引先あて) 書かない。後任の名前と連絡先を書く

「退職させていただく」は誤りか 敬語の確かめどころ

文化庁「敬語の指針」(2007年2月2日 文化審議会答申)は、「(さ)せていただく」を、相手の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受ける場面の言い方と説明しています。条件が無ければ「いたします」の方が簡潔だとしつつ、条件を満たすかのように見立てて使う用法もあるとしており、誤りと決めつけてはいません。

迷いやすい言い方 敬語の指針の考え方 書き方の例
退職させていただきます 許可と恩恵の条件が無ければ「いたします」が簡潔 退職いたします
(社外へ)後任の中村さん、高橋部長 自社の人はウチ扱い。「高橋部長」は不適切 後任の中村 / 部長の高橋
(上司へ)ご苦労様でした ねぎらいの言葉で、目上の人には用いない方が良い お疲れ様でございました
ご挨拶に行きます 「伺う」は謙譲語Ⅰで、訪ねる先の人を立てる ご挨拶に伺います

社内に送る退職の挨拶メールの文例

社内の全体向け(最終出社日に)

お礼と業務の引き継ぎ先を中心に、短くまとめます。

お世話になった上司へ

一緒にした仕事を1つ挙げると、気持ちが伝わります。個人の連絡先は、会社の決まりを確かめたうえで、こうした個別のメールで伝えます。

同じ部署のメンバーへ

資料の置き場所まで書くと、退職した後に探す手間が省けます。

取引先に送る退職の挨拶メールの文例

後任を紹介するメール

後任の名前の字と読み・電話番号・アドレスは、送る前に後任本人に確かめます。

後任と挨拶に伺いたいときの打診

関係の深い取引先には、上司と相談して、退職の前に後任と伺うこともあります。

最終出社日にBCCで一斉に送るとき

個別に送れなかった社外の関係者には、最終出社日にまとめて知らせることがあります。

定年退職のときは、その後も働くかで書き分ける

高年齢者雇用安定法8条は、定年を定めるなら60歳を下回れないとしています(一部の業務を除く)。定年が65歳未満の会社は、定年の引上げ・継続雇用制度・定年の廃止のどれかで、65歳までの雇用を確保しなければなりません(同法9条)。

厚生労働省の令和7年「高年齢者雇用状況等報告」(2025年6月1日時点、常時雇用する労働者が21人以上の企業237,739社)では、定年の年齢は次のとおりでした。

定年制の状況 企業の割合
60歳 62.2%
61歳から64歳 2.9%
65歳 27.2%
66歳から69歳 1.2%
70歳以上 2.5%
定年制を廃止 3.9%

65歳までの雇用確保措置を実施済みの企業(99.9%)のうち、65.1%は継続雇用制度で実施しています。定年の後も同じ会社で働くことがあるため、会社を離れるのか残るのかで文面を変えます。

届いた退職の挨拶への返信の書き方

個別に届いたら、相手の最終出社日のうちに短くお礼を返すのが一般的です。BCCの一斉メールに返すときは、送り主だけに返します。

取引先から届いたときは、「〇〇の件では大変お世話になりました。新天地でのご活躍をお祈りしております。」とお礼を返し、後任へのひと言を添えます。

取引先の連絡先は会社に残す

仕事で集めた連絡先は、私用のスマートフォンや個人のアドレスに移しません。個人情報保護委員会のガイドライン(通則編)は、氏名と組み合わせたメールアドレス帳や、名刺の情報を業務用パソコンの表計算ソフトで整理したものを、個人情報データベース等の例に挙げています。

個人情報保護法179条は、従業者や従業者だった者が、業務で扱った個人情報データベース等を不正な利益を図る目的で提供・盗用したとき、1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金としています。会社の決まりや誓約書に沿って、後任に引き継ぎます。

送る前のチェックリスト

今日からできること

  1. 上司か人事に、最終出社日・社外に知らせてよい日・会社のメールを使える最後の日を確かめる。
  2. 知らせる相手を、1社ずつ送る取引先、最終出社日にBCCで送る相手、個別に送る社内の人に分ける。
  3. 後任と、紹介メールの文面・連絡先・挨拶に伺う候補日を合わせる。
  4. この記事の文例を下書きに入れ、日付と名前を差し替えておく。
  5. 名刺や連絡先のデータの引き継ぎ方を、会社の決まりで確かめる。

よくある質問

Q退職の挨拶メールは、退職の何日前に送ればよいですか。

A法律や公的な指針に、何日前という決まりはありません。一般的には、取引先へは会社が社外に知らせてよいと決め、後任が決まってから、引き継ぎの時間が残っているうちに送ります。社内の全体向けは最終出社日に送ることが多く、会社の決まりがあればそれに従います。

Q有給休暇をまとめて取ってから退職します。挨拶メールは退職日に送りますか。

A最終出社日に送るのが一般的です。退職日には会社にいないため、届いた返信に応えられません。メールには最終出社日と退職日の両方を書き、その後に届くメールには自動応答で後任と部署の連絡先を返します。会社のメールをいつまで使えるかは、会社に確かめます。

Q退職の挨拶メールに、個人のメールアドレスや転職先を書いてもよいですか。

A会社の決まりに従います。親しい人に自分の連絡先を伝えるなら、全体向けでなく個別のメールにします。取引先あては、問い合わせが後任と会社の窓口に届くように書きます。転職先を書くかどうかも、上司か人事に確かめます。

QBCCで届いた退職の挨拶に、返信したほうがよいですか。

A一斉に送られたメールは返信を求めていないことが多く、返すなら送り主だけに短く返します。「全員に返信」は使いません。自分あてに個別に届いたときは、相手の最終出社日のうちにお礼を返すのが一般的です。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)

執筆

ベンチャー・スピリット!編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の資料・公的な統計などの一次情報を調べて、バックオフィスの仕事・ビジネスマナー・会社のしくみの解説記事と図解を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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