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仕事の実績メモの付け方 週5分の記録で評価面談と転職に備える

評価面談の前に何をしたか思い出せないなら、週に5分、3行のメモで足ります。書く項目と例、ミスを防いだ仕事や手助けのような数字にしにくい仕事の残し方、会社の情報を写さない書き方、面談と職務経歴書への使い方まで、来週の金曜から始められます。

公開 更新 約6分執筆・監修:佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
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仕事の実績メモの付け方 週5分の記録で評価面談と転職に備える

この記事でわかること

  • 金曜の5分で、したこと、数字か変化、相手の3行を残す。1週1件でも半年で26件になる。
  • 数字にしにくい仕事は、防いだ、支えた、整えた、教えた、続けたの5つの形で残す。
  • 転職用の控えには顧客名や非公開の金額を写さず、業種や件数に置き換える。
対象実務

評価面談の前日になって、4月に何をしていたか思い出せない。そんな経験はありませんか。

週に1回、金曜の終わりに5分だけ、その週の仕事を3行で残しておく。これだけで、面談の前に半年分を掘り返さずに済みます。たまった行は、転職するときの職務経歴書の材料にもなります。

評価する人にも、メモが勧められている

夕方の光が差す木の机で、紺のジャケットの女性が肩越しに見え、開いた手帳の灰色の線の上にペンで書き込んでいる。机にはコーヒーのマグカップ、閉じたピンクの手帳、ペン立て、観葉植物がある。
金曜の終業前に、その週の仕事を手帳に3行だけ残すイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

大きな仕事なら覚えているはず、と思いますよね。でも、半年前の記憶はあまり頼りになりません。

国家公務員を評価する手引きとして内閣人事局と人事院が作った「人事評価マニュアル」は、評価する上司に向けて、こう呼びかけています。「時間の経過とともに記憶があいまいになるため、期末の評価に備えて、備忘のための記録等を残しておくことが有効です」。1

評価する側でさえ、記憶だけでは足りないのです。

民間の会社に当てはまる決まりではありませんし、上司がどこまでメモを取っているかも人それぞれでしょう。だからこそ、自分の仕事の記録は自分で持っておきたいところです。

同じマニュアルには、働く側にも効く一文があります。期首に決めた目標にとらわれすぎず、「突発的な業務や自主的な取組等」も積極的に評価するよう求めているのです。目標シートに載っていない仕事は、自分で残さないと、どこにも残りません。急に頼まれた資料も、休んだ人の代わりに回した窓口も。そういう仕事ほど、メモが効きます。

金曜の5分で、3行だけ残す

毎日つけなくてかまいません。先のマニュアルも「事実発生の都度、記録(メモ)に留めることは難しい」と認めたうえで、手すきのときにまとめてメモを取るよう勧めています。週に1回なら、なんとか続けられそうです。

  1. カレンダーの金曜の終業前に、5分の繰り返しの予定を入れる。
  2. その週のカレンダーと送信済みメールを開き、仕事を1つ選ぶ。
  3. したこと、数字か変化、相手の順に3行でメモする。

選ぶのはあとで話せそうな仕事を1つだけ。書くことがない週は「月次の締め、通常どおり」の1行でかまいません。空欄を作らないほうが、次の週も開きやすいからです。1週1件でも、半年で26件になります。

3行の中身は職務経歴書の準備とも重なります。ハローワークの「職務経歴書の作り方」は、振り返る項目に「どんな内容の仕事をしたか」と「どんな経過でどんな成果をあげたか」を挙げています。2週の3行は、その下書きを毎週少しずつ作っている形です。

楽しかった仕事には、印を1つ付けておくのもおすすめです。異動や転職を考えるとき、何をしているときに手応えがあったのかが、あとから見えてきます。

週に1回、終業前の5分で残すメモの図。1週1件で半年に26件になる。人事の作例は、したことが年末調整の案内文を作り直した(担当)、数字か変化が問い合わせ先を1つにまとめ対象は120人、相手が人事課の2人から電話が減って助かったと言われた。使い方は4段階で、毎週は3行を残す(書くことがない週は1行でよく、楽しかった仕事には印を付ける)、月末は1行だけ印を付ける、面談の2週間前は印の行を目標シートの順に並べて文にし自己評価に入れる、年に1回は会社の情報を言い換えて自分用の控えに移し職務経歴書の種にする。週のメモは社内の場所に置き、社外へ持ち出さない。
週の3行の例と、たまった行の使い方作成: 編集部 / 出典: 内閣人事局・人事院「人事評価マニュアル」ほか

数字にしにくい仕事は、5つの形で残す

総務や人事、経理の仕事には、売上のような分かりやすい数字がないことも多いですよね。でも、実績は数字だけではありません。同じハローワークの資料は、職務経歴書の実績欄に書く見出しの例に「お取引先の評価/お客様の評価」を挙げ、数値は「可能であれば」、「エピソードなどの付記可」としています。

迷ったら、その仕事がどの形に近いかを考えると、残すことが決まります。

仕事の形 残すこと 3行の例
防いだ 何をしたから起きなかったか 契約の更新期限を一覧にして月初に確認。今期の更新漏れは0件
支えた 相手と回数 営業事務の2人に、月初の集計のやり方を3回説明した
整えた 前と後 申請書の保存先を1か所にし、聞かれる回数が週3回から週1回に
教えた 相手と、できるようになったこと 新人1人に給与計算を3か月教え、10月から1人で処理できるように
続けた 期間と頻度 来客対応を2年間、毎日担当。取り次ぎの要点を共有メモに残す形にした

いちばん残りにくいのは「防いだ」仕事です。起きなかったことは、誰の目にも見えません。だから、起きなかったという結果より、何をしたから起きなかったのかを先にメモします。

「整えた」仕事には、ちょっとしたコツがあります。前と後を比べるには、変える前の数が要るのです。やり方を変えようと思ったら、その週のメモに今の回数や時間を1行入れておいてください。あとからでは数えられません。

相手の言葉は、できるだけそのまま残します。「助かった」「説明が分かりやすかった」のような短い一言で十分です。反対に「丁寧に対応した」「がんばった」は、半年後に読み返しても、何があったのかが分かりません。

数字にしにくい仕事を5つの形で残す図。防いだ仕事は何をしたから起きなかったかを残し、ミスなく対応したを更新期限を一覧にして月初に確認、更新漏れ0件に変える。支えた仕事は相手と回数で、周りを手伝ったを営業事務の2人に月初の集計を3回説明に。整えた仕事は前と後で、業務を効率化したを申請書の保存先を1か所に、質問が週3回から週1回に。教えた仕事は相手とできるようになったことで、新人を指導したを給与計算を3か月教え、10月から1人で処理に。続けた仕事は期間と頻度で、来客対応を担当したを2年間毎日担当、取り次ぎの要点を共有メモにに変える。相手の言葉はそのまま残し、やり方を変える前には今の回数や時間を1行残す。
数字にしにくい仕事を、事実のメモに変える5つの形作成: 編集部 / 出典: 厚生労働省・ハローワーク「職務経歴書の作り方」

会社の情報は、メモに写さない

転職に備えるなら、ここだけは気をつけてください。自分がした仕事の経験は自分のものですが、顧客名や非公開の金額、資料そのものは会社の情報です。

厚生労働省のモデル就業規則には「在職中及び退職後においても、業務上知り得た会社、取引先等の機密を漏洩しないこと」という項目があります。3自分の会社にも同じような定めがないか、就業規則で確認してみてください。秘密として管理され、事業に役立ち、世に知られていない情報は、不正競争防止法の営業秘密として守られる情報でもあります。

悪気がなくても、問題は起きます。情報処理推進機構の調査で、過去5年以内に営業秘密の漏えいを認識していた回答者に経路を聞くと、現職の従業員などの「ルール不徹底(ルールを知らなかった等)」が32.6%、中途退職者が17.8%でした。4

そこで、記録は2段に分けます。週のメモは、社内のノートアプリや会社の手帳など、会社が認めている場所に。個人のスマートフォンや私用のメールには、仕事の情報を送りません。そして半年に1度、自分用の控えを作るときに、会社の情報を言い換えます。

週のメモ 自分用の控え
〇〇商事の請求書を担当 製造業の取引先30社の請求書を担当
田中さんに給与計算を説明 新入社員1人に給与計算を指導
経費を月80万円削減 経費の削減を提案し、前年より1割減
契約書のファイル 持ち出さない

割合でも、社外に出せない数字はあります。控えに写してよいか迷ったら、写さない。これがいちばん安全です。生成AIに渡すときも考え方は同じで、渡す前に伏せる情報は生成AIで1年の振り返り 実績メモから自己評価の下書きを作る頼み方で確認できます。

面談と転職までの段取り

たまった行は、次の順に使います。

  1. 月末に、その月の行から1つだけ印を付ける。
  2. 面談の2週間前に、印の行を目標シートの順に並べる。
  3. 並べた行を文にして、自己評価に入れる。
  4. 年に1回、印の行を言い換えて、自分用の控えに移す。

3番の文の形は、評価面談の自己評価の書き方 半年の記録から実績を拾い、3文で伝えるがそのまま使えます。週のメモから始めれば、記録を掘り返す手間はほとんどかかりません。

4番の控えは、ハローワークの資料でいう「マスターシート」の種になります。職務経歴や能力を網羅したシートを作っておけば、応募先ごとに必要なことを選ぶだけで済む、という考え方です。職務経歴書そのものの形は、職務経歴書の書き方 事務職の実績を数字で伝える項目と書き方の例で確認できます。転職の予定がなくても、控えがあれば異動の希望を出すときに使えるでしょう。

次の面談の前日、開けばそこに半年分の行がある。「上期はどうでしたか」と聞かれても、数字と相手の言葉で答えられます。

まずは来週の金曜の終業前に、5分の予定を1つ入れるところから。

記事の内容は、2026年11月6日に内閣人事局や厚生労働省などの資料で確認しました。

注

  1. 内閣人事局・人事院「人事評価マニュアル」(令和3年9月)。国家公務員の人事評価についての手引きで、民間の会社に適用されるものではない ↩

  2. 厚生労働省・ハローワーク「職務経歴書の作り方」の「職務経歴書の具体的な作成手順」 ↩

  3. 厚生労働省「モデル就業規則」(令和7年12月版)第11条第5号。営業秘密の定義は不正競争防止法第2条第6項 ↩

  4. 情報処理推進機構「企業における営業秘密管理に関する実態調査2024」。2025年1月のウェブアンケートで1,200人が回答し、35.5%にあたる426人に経路を聞いた複数回答 ↩

出典・参考

この記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しました。執筆と監修は佐々木 航が担当し、公開した後も人が内容を確認しています。

執筆・監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

記事の中身の責任は編集部(執筆・監修者)が負い、AIは調べものと下書きの道具として使っています。くわしくはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら更新日を改め、記事の最後に何を直したかを書きます。

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